県岐商、ベスト8進出

高校野球の話。
昨日の第四試合、私もちらっと見ていたが、県岐商が勝ってベスト8に進出した。
16年ぶりだそうだ。
そもそも県岐商に限らず岐阜県勢が勝ち進んでいくというイメージがあまり湧かない。
今年は公立で唯一の勝ち残り、そして左手にハンディを抱えながら見事に活躍している選手がいるという具合に話題性もある。
全国的にも注目される中で次の準々決勝を戦うという、岐阜県関係ではあまり見たことがない状況になっている。

次は8/19(火)の第3試合。
相手は横浜高校。
ここまでくるとどのチームも強いわけではあるが、それにしてもビッグネームばかりが残った。

京都国際 、山梨学院 、関東第一、日大三、横浜、沖縄尚学 、東洋大姫路。
ベスト8の他の7校はいずれも全国的に名の知れた私立の強豪ばかり。
サッカーのワールドカップで言ったらフランス、ドイツ、ブラジル、アルゼンチン、イングランド、イタリア、スペインの中に日本が入っているぐらいのイメージだ(サッカーもよく分かっていないのでてきとうなたとえ)

といった感じで、この中に県岐商がいるというのは私たちの世代にはただただ驚きでしかないが、かつて県岐商が甲子園でも栄光をきわめた時代を知っているさらに上の世代からすれば「復活してくれた」という印象が強いだろう。
県岐商も公立唯一の春夏通算90勝(4番目。ちなみにその上の3校は中京大中京、龍谷大平安、PL学園で言わずもがなの私立)
春夏通算で甲子園優勝4回、準優勝6回という古豪なのだから(すべてだいぶん前の栄光ではあるが)、他校の顔ぶれをみてそこまで怖じ気づくことはないのかもしれない。

もっとも、長い長いトンネルではあった。
OBの鍛治舎氏を招聘し入試でも独自枠だけでなく県外募集まで絡めた強化策が、鍛治舎氏の退任後にようやく実を結んだというところだろうか。
これでもし春優勝の横浜高校に勝ってしまったらもう優勝したような大騒ぎだろう。
そう簡単にはいかず、きわめて厳しい戦いにはなると思うが頑張ってほしい。

   

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