先月、こんな記事を書いたが、某雪ゼミナールは某戸校だけでなく静里校もこの春で閉鎖したようだ。
今日知った(あまりに遅すぎる私)。
自分のテリトリー(バリバリの西部中校区である)のことを知らないとは、まさに灯台もと暗し、大正デモクラシー。
ちょっといいわけだが、西部中校区とはいえ、あっちのほう(静里方面)に用事が無いからそんなに行かないんだよなあ。
たまには巡回したほうがいいのか(!?)
でも先週まで春期講習中だったからそんなぷらぷらしていられなかったし。
その前は高校入試(と合格発表)でそんなことを考える余裕もなかったし。
工業とか西高の受験者がいたら,合格発表の日にあのあたりを走ったかもしれないが、今年は西や工業を誰も受けていない。
そもそも時間に余裕があったところで他塾のことなんてふだんから気にしていないから、時期が時期じゃなくても全然知らなかったままだったかもしれない。
先月書いた某雪某戸校の話は、たまたま耳に入ったのと、ふだんよく通るところだから知っただけなのだった。
そういう世情をもっと気にしたほうがいいのかもしれないが、そういうことを気にするぐらいなら高校入試を巡る動向などを気にしてkengakujuku.netの記事にして書いたほうがいいと思う自分がいる。
生徒と他塾の話なんてすることもないし。
(私が振れば何か語ってくれる生徒もいるかもしれないが私自身に興味が無いから振らない)
同業者に知り合いなんてほとんどいないし。
それにしても某雪は西濃地区で2校舎もたたんでいたんだなあ。
この調子だといずれ西濃から去るのだろうか。
もともと岐阜地区の(各務原のほうの)塾だったんだし…
昔から強固な地盤にしていたはずの羽島方面からはもうすべて消えているという話も聞いた。
岐阜地区から大垣に来て撤退したというと大昔(私が若い頃。この塾を始めたぐらいの頃)の某タン塾がそうだったなあ。
まああそこは出てきたときも大々的に来たぞーという感じではなく、しかも大垣では別名義で目立たない場所でわりとひっそりとやっていたか。
今回の某雪の閉鎖校舎に共通するのは両方ともそこそこ立派な建物だということか。
某雪ゼミナール、最近はそうでもないようだが、10年ぐらい前までの新規開設校舎にはは立派な校舎が多かった印象だ。
20年以上前の岐阜地区の校舎は(一部を除いて)さらにもっと立派だった記憶。
(静岡から大きくなって一時期岐阜県にも来た某塾を意識した建物だとかいう噂を当時聞いた)
ああいうタイプの塾校舎、どこの大手も中小もたいてい自分の持ち物ではないから(建物リースだったのだろう)最低契約期間があったのだろう。
それが10年だったのかは知らないがそれを待っての閉鎖のような感じに見える。
「立派な校舎で生徒を集める」という平成の世に一時期流行った発想が、令和の今ではもう古いということなのだろう。
同じ某雪でも安八にあるようなコンビニの空き店舗を使った校舎だったらもう少しやりようもあったのだろうが、件の校舎は大きすぎたのだろう。
出て行かれた持ち主は店子を探さないといけないが、初めから塾として建てられた塾仕様の建物だけに塾しか用途が見つからない。
どうするのだろうなあ。
…とまあ「低みの見物」のようなことを書いたが、弊塾は建物リースでも牛肩ロースでもベーブ・ルースでもジョージ・ルーカスでも木下大サーカスでもなく、自社物件だ(自社物件というと何だがかっこいいが要するに自分が所有者というだけだ)。
自分のものだと建物の修繕・補修にはお金が必要だが、この土地を買い、建物を建てるときに借りたお金も(お金持ちでないので、開業時にはローンを組んだ)、おかげさまでだいぶん前に完済しているので、月々の経費は大幅に節約できている。
いわば自宅開業で塾をやっている人と同じような状態だ。
(といってももちろんここは自宅ではない。ご新規の方でたまーに2階の教室を私の居宅と勘違いされる方がいるが2階も教室)
うちの塾の料金水準で濃厚なサービス(自分で言うのも何だが)が実現できているのは、この点と人件費の節約(ようは私の取り分を削っている。バイトも含めて従業員はいないので)の二点に尽きる。
今の料金水準は根拠がない怪しげな話ではない。