滋賀県でも私立単願は増加しているというニュース
お隣の滋賀県でも高校授業料無償化の影響が出ているようだという記事。
【競争倍率・一覧表】滋賀県立高校入試の全日制で初の1倍割れ…無償化で私立高が人気、膳所・理数は1.98倍 : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20260116-GYO1T00232/
滋賀県教育委員会は16日、県立高全日制の募集定員に対する志望者の割合(志望倍率)が平均0・98倍(中高一貫校の内部進学者を除く)で、記録が残る1978年以降、初めて1倍を割ったと発表した。一方、私立高全日制を第1志望とする生徒の割合は前年度から約3ポイント増えて過去最高を更新した。高校教育課の担当者は「4月から私立高校の授業料が実質無償化される影響では」としている。
私立高全日制の志望者は全体の15・9%(同2・8ポイント増)にあたる2174人(同386人増)で、初めて2000人を超えた。実質無償化が背景にあり、同課が行ったヒアリングでは「『経済的に苦しい』と話す保護者が、子どもの進学先として私学を視野に入れるケースが増えた」と答えた中学校があった。
この記事の引用部分以外のところに書いてあるが、これは実際の出願ではなくて滋賀県教育委員会の昨年12月実施「進路志望調査」の結果である。
当該調査のサイトを見ると公式発表の詳細が掲載されている(各公立高校への希望状況だけをシンプルに羅列する岐阜県の発表よりもだいぶん詳しい。受験生にとってはそれで十分なのだろうけど)。
なお、滋賀県ではこの「進路志望調査」結果を10月にも公表している(9月調査の結果)。
先日見た他県と同じく、ここでも年2回の公表のようである(岐阜県は1月のみ)。
結果について。
岐阜県でもおそらくこの程度の変化になるだろう途中経過であることは以前書いた。
岐阜県では高校生の生徒数が公立:私立=3:1~4:1というところ。
そしてここまで専願が2割弱伸びていることを考えるとほぼ同じくらい(3ポイント程度)の増え方になるのかなと。
岐阜県では公立高校の県全体での定員割れはもう当たり前のようになっているのだが、滋賀県では初めてだったというのも驚いた。
以前から繰り返し書いているように、岐阜県は公立高校の再編・統合を先送りしているのでそうなっているという部分もあるのだが。
それはさておき。
私立単願の生徒の増加傾向は全国的な傾向なのだろうか(そうだと決めつけるにはちょっと早い時期だが)。
来春以降もさらに私立単願が伸びるかどうか。
以前から書いているように、授業料無償化という制度の社会への浸透は、4月から実際に始まって保護者の実感のこもった話が世間一般に伝わってからだと思っている。
そして来年度に関しては今年度と異なり私立高校の担当者も春から躊躇な具体的な数字を明示しながら授業料無償化のことを宣伝して行動できる。
夏休みから始まる説明会でも。
今年既にこれだけ変化が起きているということは、来年度も引き続き変化の流れが続いても不思議はないと思う。
公立高校側の具体的な反転攻勢への策は・・・。

