浦島太郎

昨日の内申書をめぐる記事の続き?の記事があった。


高校入試「内申書・内申点」は納得できるものに 京都大名誉教授語る:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASTDV2CSVTDVUTIL024M.html
調査書は「内申書」と呼ばれるように、戦前の旧制中学の激化する入学試験において、競争緩和のための「内密に申告する書類」として登場しました。その名残か、調査書の様式さえ、サイトなどで公表していない自治体もあります。


不勉強なのでこれは初めて知った。
「内密に申告する書類」旧制中学の時代からだったのか。
そういえば岐阜県も大昔(30年ぐらい前かな)は様式すら秘密だった。
だいぶん前から要項とともに様式も公開されているし、調査書そのものも受検生本人に開示されている。
要項はかつて「抄」しか公開されていない時代もあった。
まあそういうことを考えると今は公開の範囲が昔よりは広がってきてはいるのか。
亀の歩みだが。

入試を離れて世間一般を見ても、テレビから新聞から情報が流れてきた時代と違い、自分から情報を取りに行かないと時流から取り残される時代になった。
マックに10年以上行っていなかったので、注文から受け取るシステムまでが浦島太郎状態であぜんとした人間もいる。
この正月の私のことだ。
「分かっていない、困ったことになる可能性が高い客」だと思われたのだろう、某国の公安当局のようなモノクロの服装で帽子をかぶった店員(ただの店員の制服だ)が少し離れたところでしばらく私をロックオンしていた。
注文パネルを案内されてからは、商品をどれにしようか迷ったぐらいで、まごつくこともなく注文を完了したのだが。
iDで支払いを終えるかなというぐらいのところで「某国公安当局風の店員」(ただの親切な店員さんだって)のロックオンは解除されていた。
それはさておき、この記事にあるように


募集要項や実施要項にあるといっても、なかなか生徒や保護者の目には届いていません。ひとりっ子や塾に通っていない生徒や家庭では、中3になって知ることもある。


ということは、内申書・内申点に限らず入試関係全般に言えることかも知れない。
WEB出願システムも3年目、この春からはいよいよ合格発表の掲示もなくなる。
30年ぐらい前の自分の高校受験の頃をイメージしていた保護者の方にはだいぶん違った風景に違いない。
入試そのものでなくても、30年前の岐阜県の高校受験界隈では岐阜新聞テストをうけるのがまだ当たり前だった(もう当時は中学校の外に出ていたが)
その感覚で現状を見たらそれだけで仰天するだろう。
30年前には内申:学力検査=3:7だ、いや4:6だといったしくみもなかった。
一部例外的な枠を設けたりもしていたが、基本的にはどの高校も5:5だった。
そもそも内申点のつけ方からして最初のほうに書いたように今と違っていた。
そういう意味で、このブログを偶然見つけた保護者の方が、先ほどのマックで「公安当局風の店員」にロックオンされた私と同じような状態なら、ひょっとすると多少はこのブログの雑多な書き込みもお役に立てるかもしれない。
さすがに私も学校群制度の時代は知らないから、そういう世代の保護者の方がいらっしゃったら申し訳ないが、90年代からの岐阜県高校入試は塾屋として見て来たので(この前の1995vs2025は統計上のことで調べれば誰でもできることだが)、保護者の方々が見てきた風景と今の風景や空気の違いは結構語れると思う。

   

岐阜県大垣市の学習塾「賢学塾」です。