武漢

こんな時期に(入試前という我々にとっては本当に「こんな時期に」だ)中国で新型肺炎が大流行していることが明らかになってきた。
現地でも武漢への交通網の遮断(事実上の封鎖)が行われたり、各地でマスクが品切れになるなど、次第に深刻な状況になりつつあるようだが、今や世界は高速交通網で密接につながっており、世界中から日本に人はやってくるし、日本の人も世界中を駆け回っている。さっきまで中国に、武漢にいた人が電車で、バスで自分の隣に座っているという状況は普通に考えられる。
他人事ではない。
そうでなくてもインフルエンザもある。
やれることをやって予防に努めるしかない。
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という話から、ところで武漢は君らも学んだ歴史上の舞台になっているよという話。
S君が即座に手を挙げた。
 
「中国国民政府の首都だったことがある」
 
そう、日中戦争のとき、蔣介石の国民政府が南京を脱出した後に一時的に首都としたのが漢口、今の武漢市の一部だ(その後さらに重慶に移転)
いちおう教科書にも載っているとはいえ、パッと訊かれてパッと答えられた彼は偉い。
この学年でもそういうことに素早く反応してくれる子が出てきたんだなあと感慨深かった。
入試に出る出ないということだけを考えたら無駄なやりとりかもしれない。
しかしこんなところでも彼らの学習の奥行きが感じられたというのは悪い話ではない。
この日の授業では数学をやっていても彼らが学習に奥行きをつけている場面を何回か経験した。
いろいろ心配してきた学年だが、私が気付かない間に歴代の卒業生たちと同じくらい、いやそれ以上にたくましくなってきたかもしれない。
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公立高校第一次選抜まで、あと50日を切った。
画像を上げて思ったが、この学年は学校の体操服が本当に好きだな。
去年の中3生はこの時期ほぼ全員が私服だったような・・・
塾に服装の規定など当然ありません。自由です。
最後までこのスタイルだろうか。
 
 
 
 
 
それにしても1月の進路希望状況、まだ出ないかなあ。
ここの過去記事を振り返ったら去年は1月24日(木)に発表されていたんだなあ。
曜日に着目したら今日でもおかしくなかったんだけどなあ。
中学校の進路相談(=出願校の決定)が来週あるのに、月末ギリギリとかやめてくださいよ県教委さん・・・
塾のテスト結果も中3生の成績(実力テストの結果)も出揃い、あとは進路希望状況待ちという今日この頃です。