各紙が今朝の朝刊で伝えていますが、
記事として取り上げる内容が違っていて面白いですね。
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20090325/CK2009032502000017.html
岐阜新聞
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20090325/200903250849_7463.shtml
で、結局のところは県教委のサイトに
その元ネタというべき発表資料がありました。
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s17765/top/gakkouseisaku/nyushi_shimonkai.htm
(↑平成21年3月24日発表という「答申概要」を見てください)
いろいろ変える方針のようですが
(いちおう諮問会の「答申」であって県教委の決定ではないのですから
正式には確定事項ではない「はず」なのですが
こういうものの「お約束」で、この答申は(細部で微調整はあっても)ほとんどが確定事項)
一番変わるのはここ。
普通科(・理数科・英語科)でも
特色化選抜の募集人員を 定員の半分まで
拡大。 (今まで普通科は20%でした)
正確に言うと、50%を上限に各校がそれぞれ判断ということですが、
今までの流れ、さらに後述する一般選抜の制度変更もあわせて考えると
多くの普通科高校が特色化で定員の半分を合格させると思います。
これは大変なことです。一般選抜受験生が追い込まれてしまいます。
そういうことに対する「配慮」を検討するそうですが、どうするのでしょうか。
次の注目点はここ。
一般選抜では
内申点:学力検査=5:5
内申点は中3の内申点を2倍したうえで
中1~中3までの3学年分を合計したものを使う。
(今までのように)中1と中3の評定が同じ重みでは、
中学入学以来、努力を重ねてだんだん成績を上げた子が報われません。
一方、今回の改正案だと、中3になって頑張れば、
中1・中2で出遅れた生徒もかなり挽回できます。
この部分だけ見れば悪い話ではないと思います。
でも全高校統一で一般選抜は5:5っていうのは衝撃的な内容です。
今春までの一般選抜は、大垣東・大垣南・大垣西・大垣商業が4:6
大垣北に至っては3:7の当日勝負入試でしたからね。
一般選抜が5:5(これまでより内申重視)になったのに、
今春までのように中1~3までの評定が同じ重みをもったままでは
中3になる前にほぼ勝負あった、なんてことになりかねないので
中3の内申点を2倍にするしくみが採用されたのでしょう。
そして一般選抜がこうなれば、
普通科進学校の特色化選抜は
学力検査重視(内申:テスト=3:7)が主流になることでしょう。
細かい変更は他にもありますから
詳しくは県教委のサイトで。
正式決定は5月だそうです。