トラブルに悩まされながら、ともかくも終了しました。
塾生のみなさんにはご迷惑をおかけしましたが、文句も言わずよくやってくれました。
今回のテストは前回のテスト(8月)からだいぶん間隔が空いた変則日程だったこともあって、どの学年も例年より範囲の広いテストになりました。
塾でも早めにテスト対策を立ち上げ、それに対応してきたのですが、テストとテストの間が空いたことで、塾生間の意識の差も(特に中1・中2で)拡大していた感じがありました。
普段から入試対策に真剣に取り組む中3生は、当然ながらテスト対策も受験生モードで学習していましたが。
中1・中2生の次の定期テストは2月。
コロナ関係なく、2学期期末→3学期期末は例年、これくらい間隔が空きます。
つまり範囲は例年かなり広くなります。
明日からずっと3学期テスト対策期間だ!というわけにはいきませんが、テスト対策の成否の8割は普段の学習で決まります。
彼らが(特に中1生)、普段の学習にどれだけ真剣に取り組んでくれるかが勝負です。
そういう意味では、テスト明けからもう次の「テスト対策期間」なのです。
彼らの成長を見守ります。
もちろん、見守るだけでなくてこっちから行動していきますが。
ところで、先週土曜日の岐阜新聞に、10月初旬「自宅受験」で行われた第2回岐阜新聞テストの成績結果が掲載されていました。
公立高校第一志望の受験者総数が6,552人とのこと。
国立高専も含むと書いてあります。
先日発表された公立高校(全日制)+岐阜高専の定員は13,341人。
割り算すると定員に対する受験者数は49.1%ということになります。
ちなみに岐阜県内の今年度の公立中学3年生の数は17,554人ですから、割り算すると(以下略)。
自宅受験という逆風が吹いているとはいえ、ここまで受験者数が落ちてきたかというのが正直な感想です。
ちなみにこれは3年前の記事。
ほぼ同じ頃に同じような記事を書いていましたね(苦笑)。
岐阜新聞テストを巡るあれこれも3年前の記事に書いてあったので今年は省略しますが(これを手抜きという)、
数千人規模になるともう複数の県内大手塾さんがやっている模試と規模の差もあまりなくなってきたような気にさえなります。
実際には比較すればまだ大きいのでしょうが、かつてのようなガリバー的存在ではなくなってきました。
岐阜新聞自体も扱いを小さくしている印象で、かつて新聞紙面を割いていた試験後の問題掲載や、高校ごとの志望者数の掲載もやめています。
(この人数では高校ごとの志望者数など載せられないというのが正直なところだとは思いますが、そうなるとますます他の模試との差がなくなっていきます。)
新聞社としても新聞の「コンテンツ」としての魅力がなくなっているということでしょうか。
私も大垣の生まれ育ちですので、自分もかつて受験し、みんながお世話になった岐阜新聞学力テスト(その昔は岐阜日日学力テスト)の今の姿には思うところがあります。
以前もこのブログのどこかで書きましたが(検索を諦める。これも手抜き)、その昔は「岐阜新聞テストでいい点を取る」ことが志望校に入るために(というか中学校の進路相談を無事通過するために)必須で、塾も必死に(ある意味、入試本番以上の態勢で)それに取り組んでいた時期もありましたからね。
私がこの業界に入ったばかりの頃はまだそんな感じでした。
今の40代以上つまり現在中3生の親御さん世代の皆さんの多くはそんな感じだったでしょう。
今や、ウチの塾からは誰も受けません。
いつも書いていますが、塾から「受けるな」とは言っていません(「受けろ」とも言っていませんが)。
先日、第3回があったことも終わってから知りました。
時代は移り変わっています。
ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
春はあけぼの(それは違う)。