春期個別特訓講座始まる。/今日も卒業生の来訪。

春期個別特訓講座が始まった。
170033
といっても昨日まで臨時休講対応で臨時に企画した「プレ春期個別講座」をやっていたので、「始まった」という感じが全くしないスタートだった。
初日は選択者が少ない。
日時(コマ)選択制なのでどうしても混雑する枠と暇な枠が出る。
前の記事で書いたように定員を超えてしまって分割をすることになった枠もあるが、今日は1人だけというコマもあった。
世間では新型コロナウイルスの流行が収まっている感じは全くなく、五輪の延期決定にあわせるかのように東京の封鎖があるかも~とか非常事態宣言の発令があるかも~といったニュースも飛び込んでくる。
知らない間に県内の感染者数も増加している。
世界に目を転じれば欧米を中心に外出禁止令が出ているところも少なくない。
インドも十数億人の国家全体を封鎖するという話だ。
BBCのニュースを見たら、イギリスのボリス・ジョンソン首相が「2人を超えての集まりは駄目、家にいてくれ(超要約)」と熱く語っていた。
(ちなみに私、個人的にはボリス・ジョンソンという人は大嫌いだが、あんなに熱心に国民に向かって語ってくれると政治家も仕事をしているなとうっかり感心してしまうくらいには熱く語っていた。)
これはイギリスの話だが、日本で同じような状況が起こった場合、この塾はどうしたらよいのかという頭の体操を一人でしていた。
イギリスでは3人以上集まるなという話だったようだ。
ならば1対1ならばよいということか。
といっても「食料品の買い物以外の外出は禁止」とも言ってるからやはり駄目か。
もちろんいろいろなことに気をつけながらではあるが、もし外出そのものまで禁止されていない条件ならば、1対1の個別指導は行う余地があるのかもしれない。
そんな事態になれば当然、学校は再び休校になるだろうから、朝から夜までをコマ割りし、ウチの塾生の人数で割り算をしてみて1週間で1人につき何分対応できるかを考えてみる。
自由に時間選択はしてもらえないが、うまくゆずりあってもらえれば小さい塾なのでどうにかなるかもしれない(時間は当然短くなるが)。
動画配信やら遠隔授業よりは現実的な話かもしれない。
もっとも、そんな状況で塾を開けること自体が現実的ではないかもしれない。
どういう指示が出るのか、それによっても変わってこよう。
学校から外出を禁止されている状況ではそれもできまい。
そうなったら通信での学習を真剣に検討しなければならない。
ウチのような対話・問答スタイルを基本とする塾では厳しい環境だが、次善の策として検討する必要はある。
そんな事態になったら困るが、そんな事態が起こるかもしれないことも念頭に置きながらの新年度スタートである。
それ以前に、まずは生徒と自分がかからないように警戒することが第一だが。
 
 
今日も昼過ぎに卒業生(高校合格者)の来訪あり。
開示された入試の得点をもって、お母さまと。
ありがとうございます。
彼は秋頃に絶好調を迎えたため、その後の気持ちの持ちようが大変だった。
もともと地力がある子なので心配はしていなかったが、これはいつも難しい問題だ。
中学生がプロのアスリートのように調子のピークを調整できるはずもなく。
勉強の調子以上に気持ちの調整が難しい。
そういう年頃でもある。
彼自身、直前期は苦しかったに違いない。
そんな中、本当によく合格した。
大学入試では彼自身が自分を調整してピークを本番に持っていくことができるだろう。
そういう実力を持った子だ。
4年間ありがとうございました、と彼に言われて思い出した。
そう、彼も小学生のときからの通塾組だったのだ。
この第23期生、中学校に入ってからはほぼ固定メンバーでやってきたのであまり意識していなかったが、中1になるときからの入塾組がほとんどで、小学生から続けてきた生徒は少数派だ。
しかし、改めて進学先を並べてみるとそうそうたるものだ。
 
1.大垣北
2.大垣西
3.大垣東
4.大垣北
5.岐阜高専
6.大垣北
 
この6人が第23期生で小学生からの塾生だった(番号は入塾順)。
 
正直、小6の頃の彼らを見ていて、こういう進路は全く想像もつかなかった。
1と3の子など、休み時間に黒板にう○この絵を描いてじゃれていたのである。
そんなことを思い出して苦笑いする。
そもそも、ウチの塾は小学生に特段の英才教育を施しているわけではない。
ただ一つ言えることは、学習あるいは勉強というものに対する振る舞い方を時間をかけて教えられるのは小学生のときかなと思う。
中学生は定期テストがあり、授業を消化しテスト対策をやるサイクルができている。
小学生はそういうものに追い立てられない。
じっくりと彼らと向き合える。
そんな積み重ねの結果がこれにつながったのだとしたら嬉しい。
  
時が経つのは早いから、あっという間なのだろうが、相変わらず「ガン見作戦」をする新小6の彼らが4年後どうなっているのかなど、私には全く想像もつかないのだった。