教科書の間違い


東京書籍の教科書、熊本地震の死者数に災害関連死含めず 訂正検討:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/AST7K2SDMT7KUTIL003M.html

東京書籍が、今年発行した中学社会の教科書「新編 新しい社会 歴史」(発行部数約54万部)で、熊本地震(2016年)の死者数を「50人」とし、災害関連死などを含めていなかったことが分かった。熊本地震では災害関連死の228人を含め、計278人が亡くなった。


震災などで災害関連死を含めるようになってもうだいぶん経つ。
熊本地震は特に災害関連死が多かった震災であり、そのことを考えるためにも災害関連死を含めた死者数を正確に書くことが求められる。
思えば熊本地震は震度7の地震が24時間ちょっと(厳密には28時間だったようだ)おいて2回もやってきたという恐ろしい地震であった。
2回目の地震は阪神・淡路大震災並みのマグニチュード。

もうあれから10年近く経過するのが信じられない。
私個人、その間に一度倒れたおかげで時間軸がズレてしまっているのもあるが、もうそんなに経つのだという思いが強い。

教科書の間違いといえば。
随分昔にも社会の教科書の間違いがたくさんあったときがあった。
それとは別のときのはずだが、あるときは公民の教科書で歳入の内訳のグラフに「国債費」とあって仰天したことがあった。
それ、歳入じゃなくて歳出では?と。
いうまでもなく国債を発行して得る収入は公債金である。
間違い以上に、そんな初歩的なところから教科書が間違えているのかと驚愕したことがあった。
まだ駆け出しの塾講師だった頃だろうから、相当前の話である。

教科書にも間違いはある。
今年は特に中学校の教科書が改訂された年だけに、テキストも含めて一層警戒してみていかないといけない。