進路希望状況のこの時期のもの(最終回の一つ前のもの)は公式には広く公開されていない。
県教委のウェブサイトに公式に発表されるのは1月発表の最終回だけなので、弊塾でもその最終回の進路希望状況(進路希望調査結果)を例年まとめている。
学校で今年の現時点の数字を見たり聞いたりして、過去はどうだったのか知りたい方もいらっしゃるのだろう、検索して引っかかったのか情報サイトkengakujuku.netの昨冬(つまり今年1月)の記事のアクセス数がのびていた。
「そっちの記事でなくて、こっちを見れば進路希望状況(最終回/1月)から出願状況・出願変更後の最終状況までの変化を十年以上前から比較できますよ(岐阜地区と西濃地区だけだが)」と声をかけたいぐらいだが、残念ながらウェブサイトはどこかの店頭ではないので来訪者に声をかけることはできない。
あるいは同業者の方だろうか。
以前も書いたが、私が4年前に脳卒中(脳幹出血)で倒れて死にそうになって入院し、当然サイトの更新もそこで止まってしまったとき、退院したあと事の顛末を書いたら、遠く岐阜地区の塾関係者という方からお見舞いのメールをいただいた。
また、岐阜地区の保護者様からも。
お気遣いが純粋にうれしかった。
そして弊塾の情報サイトが見ず知らずの方のお役に少しでも立てていたことがうれしかった。
お金にもならない(いちおうせめて運営費を多少なりとも補填できたらと広告をはってはいるが、年間のサーバー代にもなっていない(苦笑))あのサイトが、多少のお役に立っていた方もいたんだなと。
気がつけば県教委も少しずつではあるがサイト上の情報を充実させてきた。
まだまだではある。
最初に書いた進路希望状況の最終回以外の情報もそうだが、まだまだ「正式に」公開して欲しい情報はたくさんある。
が、その昔は調査書の書式すら公式に明らかにされていなかった。
さらに遡れば遠い昔には入試問題の配点も正答も公開されていない時代もあったと記憶している(配点や正答がすべて外部の予想だった時代。今ではシンジラレナイ)。
などと昔話を語っても仕方が無いが、ともかくひじょうにゆっくりではあるが前進はしているので、このまま歩みを止めてもらいたくないと思う。
2029年春から行われるという高校再編も、ある日突然の発表でなく、プロセスをオープンにして慎重にやっていただきたい。