昨日は岐阜女子高校の説明会に行ってきた。
私は説明会から出席したのだが、現地で会った前職からの知り合いは説明会前の授業見学から参加していたと。
私も参加しようかなとは思ったのだが、昼食を食べる時間がなくなるという個人的などうしようもない理由で(以前、校内見学はしたことがあるしと)遠慮していたのだった。
来年も説明会前の授業見学があれば行くことも考えたい。
説明会自体は相変わらず気持ちのこもったよいものだった。
数年前、私が死にそうなときに泣いてくれたのは昨日会った知り合いだったそうだが(家族談。病院で寝ている私は全然知らなかったのだが)、私が強運によって(主治医談)生還して塾の外に立っているのを見たときに泣いてくださったのがこの先生だから、その熱さは折り紙付きなのだ。
正直、学校案内パンフレットに書いてあるような内容と熱量で話されると「来た意味あるのかな」と思ってしまわなくもないが(そういう高校もないとは言わない)、ここの説明会はそうではない。
もう20年以上通っているが、中間に学校紹介動画の上映を挟んでいた一時期を除き、ずっと同じ先生が毎年ほぼ最初から最後まで熱弁を振るわれるのでこちらにも安心感がある。
中学校のとき、教室の隅で目立たないようにしていた女子には、世界が広がる高校だと思う。
大学をめざす子は塾のような少人数で進学指導してくれる(文理科)。
また、美術科に進もうとまでは考えていないけど絵を描くことが好きだという子や(普通科の美術類型)、将来飲食関係の仕事に就きたいと考えている子には(食物科)注目の高校である。
プロの画家が指導してくれたり、本格的な調理器具で実習ができたりする。
今や県内では2校だけになった女子校(もう一つは聖マリア)。
今の子に女子校という選択はハードルが高いかもしれないが、規模が小さいだけに確実に自分を見てくれる先生がいるという環境は、中学校まであまり構ってもらえず放っておかれた感じを強く持ってきた(要するに疎外感をもって過ごしてきた)子にはきっと感動的な環境だろう。
私学の高校見学は公立と違って秋の週末にも開催されるから気になる場合には今からでも行くこともできる。
特に食物科に関しては一度見学しに来てほしいそうだ。
今週もう一校の説明会に参加し、他は来月だ。