今日は実戦トライアルの最終回。
みんなの受検番号も昨日までに教えてもらった。
今日はそれを書いてもらう。
幸い今年も受検番号がかぶらなかったので(違う高校で同じ番号という可能性はいつもある。かぶったら筆跡鑑定(大げさ)しないといけない。かつては3桁4桁数字の付け方もいろいろ高校によってバラエティがあったが、WEB出願システムになりそのあたりは統一されたようだ)採点したあとの返却で混乱しない。
今週の平日の短縮された授業と土曜日の入試対策講習で解説したり解き直しを見たりして、日曜日は仕上げの質問学習。
賢者の石の進捗状況に合わせて、一人ひとり優先してやって欲しい編を朱書きで書いて渡している。
もう新しいことを何かやる時期ではない。
間違い直しと解き直しだ。
それがかたづいたらもう一周同じものをやるのがよい。
1週間後の月曜日夜に短縮の授業をやって第28期生の全日程は終了する。
いよいよ大一番が迫ってきた。
ここまでみんなおおむね健康で、雪に影響されて予定が狂うこともなく順調に来た。
最後までこの調子で終えられることを祈る。
先日の中1の授業でクラフト夫妻の話をする。
理科で火山をやるときには毎年話しているような気がするから覚えている卒業生もいるかもしれない。
彼らが撮影した火山噴火の映像の数々にはいつ見ても圧倒される。
世界の火山を研究し、危険を冒して数々の火山を近くで撮影してきた夫妻が雲仙普賢岳の火砕流で亡くなってもう三十数年。
誰よりも火山と近くでつきあい、火山を知り尽くしていたはずの学者でさえものみ込んでしまう自然の恐ろしさ。
よく「自然を知る」と簡単にいうが、自然を本当に知ることは難しい。しかしその難しいミッションに今日も挑んでいる研究者のみなさんを心から尊敬する。
そして彼らのおかげで自然科学が進歩し、直接的間接的に私たちの日常生活も恩恵を受けてきたことは忘れてはいけないと思う。