先日行った学力テストの解き直しをやる。
学力テストの解き直しは大切だ。
「やってください」と言われて家でやる子なら「やってください」と言われなくてもやる子もいるだろう。
そもそもケアレスミスでもなければ、分からない、できないから正解にたどり着けなかったのが誤答だ。
いや、解き直しをやっても「ケアレスミス」に気付かない子もいる。
だから塾での解き直し(テスト反省)指導は大事。
それも一斉に解説授業するような反省でなく、各自で解き直す。
それぞれ間違いは違うのだからそれが一番いい。
といってももちろん手助けはする。
分からない問題は適宜ヒントを与えて進めてもらうのはいつもの間違い直しと同じだ。
自分から聞きに来る子はいいが、自分から質問できずに立ち往生している子もいる。
そういう子にはこちらからどんどんアプローチする。
手持ち無沙汰にはしない。
ヒントの押し売りである。
そうやって間違い直し(解き直し)の習慣がついてくるうちに自分から質問しに来るようになる子もいる。
そうなれば一歩前進だ。
質問も「分からないので教えてください」ではまだ序の口。
「分からないのでヒントをください」で幕下ぐらい。
「ここまでやったのですができません」と見せに来る子は幕内。
横綱になると「こう解いて正解していたのですが自分のやり方はあやふやだったので」と正解していても立ち止まってきいてくる。
中学生で横綱までは無理にしても幕内ぐらいまでには育てたい。
しかし、自分から質問に来られない子が自分から質問に来るようになるのは(序の口入門)数か月単位では無理なことが多い。
年単位の積み重ねになる。
それまではこちらから打って出てアプローチ。
地道な対話と問答が必要だ。