大一番の前に吉報が続く

中3塾生のご家庭から、
滝高校(B受験・いわゆる併願)に合格したとのご連絡をいただいた。

   

おめでとうございます。

   

   

いやあ、よかったよかった。
いくら本命が公立高校とはいえ、せっかくあれほど勉強して受験した滝で落ちると本人も気分が悪いだろうから合格して本当によかった。

これで本人も気分よく公立高校入試に向かえることだろう。

弊塾は大垣北・大垣東に塾生の過半数が進学すると標榜する塾ではあるが、まちの身近な小規模学習塾であり、○進研とか○学園とかのバリバリの都会派進学塾ではないので、27年以上やってきてこれまで滝の合格者を出したことがなかった(遠い昔に受験者が一人二人いた記憶がある程度だ)
かつてうちから大垣北高にうかって東大に進んだあの子も京大に進んだあの子も併願私立は県内のみだったで、滝とは縁がなかったのだ。

こんなことを敢えて書くのも、彼が滝に合格したからといって「賢学塾は滝対策も万全です」なんていうつもりは毛頭ないから。

すべて彼の能力と努力のおかげ。

そもそも滝対策を本格的にスタートさせたのが「その道」の人ならあり得ないと思うだろう11月の終わり頃。
そこから急いで予習をしてもらって(ご存じの通り学校のペースで学習していたら入試に間に合わない。予習は本来なら夏までにやっておいてもらうもの)7年分の過去問を使って対策をしたが、それをこなすことができたのは本当に彼の能力と努力のおかげに他ならない。
私が配慮したことと言えば、ほかの塾生が学年末テスト対策を進めていた冬休み以降も、滝の対策に全振りして学年末テスト対策をスルーすることを本人と話しあった上で決めた(スルーしても学年末テストでそれなりの得点を取れるだろう能力があるからできることだ)ぐらいのことである。
学年末テスト対策をスキップして滝の対策に全振りしたと書いたが、厳密には違う。
彼は滝対策と並行して公立対策の「賢者の石」は進めており、超必修編・準必修編・探究編まで解き終えて(ここまでで公立過去問20年分)、この週末には2004年と2003年の分も持って帰って解いてきた。
つまり22年分だ。

22年分。

今日、滝に受かろうが落ちようが、この金字塔は賢学塾史に永遠に刻まれることになるだろう(大げさ)と思っていたので、滝が彼を合格させたのは当然である(合格させなかったら滝は愚か者と認定されても仕方がないというぐらいのものだ)。

先日の高専合格と今日の滝高校B受験合格。
これから公立高校入試に向かうすべての塾生にとっても、こうして吉報が続くのはよいことである。
二人に共通するのは高専対策や滝対策と並行して賢者の石も着実に進めており(しばらくはそれぞれのために賢者の石は横に置いていいと伝えたのだが)そうした頑張りが結果的に塾内の雰囲気を牽引してくれたことだ。
彼らも自分たちとメニューが違う、高専対策や滝対策をしている子たちのことは当然知っていただろう。

さあ、いよいよ公立高校入試だ(その前に無事に併願私立入試を済ませて)