例年、中1・中2生にやっている「夏休みの学校の宿題をさっさと終わらせよう」キャンペーン。
お盆前までの夏期講習のある日に学校の宿題の進捗状況を都度チェックして、お盆前までにすべて終わらせるという企画だ。
何年続いている企画かは忘れたが(もう20年以上やっているだろうか)、今年も無事にみんな宿題を終えることができた。
正確にいうと勉強以外の宿題(作品系のこととか実習系のこととか)のことは知らないし、一部の子には途中やり方について駄目出しをしたりもしたが、みんなおおむね順調に宿題をこなしてくれた。
お盆前までに終わらせるというのも昔から変わらない期限設定だ。
「さっさ」「早め」というからには中学校の登校日よりも前でないと意味がないし、逆にあまり早すぎる期限も(自分から進んで早くやるぶんには何の問題もないのだが)早くかたづけることばかりに力点が置かれてしまいバランスが悪いのでお盆前という設定になっている。
実際にはお盆前と言わず、もっと早く終わらせていた子も何人かいたが。
宿題をさっさとかたづけることで気分よく家族とお盆休みを迎えてほしいというのがこの企画の趣旨。
自分からさっさとかたづけるタイプの子にはあまり意味がない企画なのだが、何かにつけてとかく後回しにしがちなタイプの子に対して「まだ宿題が残っている」という負い目なく過ごせることがどれだけ気分がいいかを実際に味わってもらうことに最大の目的がある。
宿題を早めにやったからといって成績に結びつくわけではない。
しかしこの宿題への向き合い方からは(早くやったこと以外にも)学べることはいろいろとある。
彼らはまた一つ階段を上ったように思う。