名市大が中高(中等教育学校)をつくるというニュース

昨日の朝刊に掲載されていた、名市大に中等教育学校(中学校・高校に相当)を設置する方針というニュース。


名古屋市立大学に中高一貫校、29年度に設置へ 目指すは「脱・受験競争」:中日新聞Web
https://www.chunichi.co.jp/article/1187944
広沢一郎市長は本紙の取材に、「受験勉強に追い立てられることのない教育の場をつくり、市全体の教育改革にもつなげていきたい」と語った。
市は、受験のための勉強を気にせず、独自の教育プログラムで自身の興味、関心を大切にし、学習進度に合わせて自由に学べる仕組みなどを検討していく。受験競争の低年齢化につながらないように、選考方法も工夫。


年が明けて今は2026年。
つまり3年後。
既存高校の施設の一部を活用して開校するという愛知県立高専が、同じく2029年開校を目指すと公式に宣言したのが昨秋のこと
それと比べるとこの計画は「急いでいるなあ」という印象を受ける。
市と名市大は26年度から協議を本格化させる」そうだからなおさらその印象が強い。
別の記事(朝日新聞)によれば、調査費の予算化が27年度からだともいう。

選考方法を工夫というが、くじ引きにでもしない限り「受験勉強の低年齢化」は避けられない気もする。
かといってくじ引きでは「独自の教育プログラム」の実践に影響が出てしまうだろうから、何らかの「選考」をするのだろう。
適性検査にしろ入学試験にしろ、そこに何らかの選考があるなら、それに対する対策をするのは当然のこと。
中学校・高校段階の受験勉強から解放させるため、中学受験志向ではなかった層の小学生に受験対策を強いるという話になりかねない。
昔から私立中学もあれば、近年は県立の中高一貫校も注目を集めている愛知県のことである。
他県の人間で事情に詳しいわけでもない私がこれ以上論評するのは避けるが、愛知県の小学生は大変だなあ、大変になっていくんだなあというのが率直な感想だ。

岐阜県ではもう何年も前に県立の中高一貫校の新設が公的に議論された時期があったが、それは公式に打ち消されている。
愛知県と岐阜県、それぞれの選択が今後どうなっていくのかは興味深いところではある。

   

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