出願状況がかたまった。

出願状況がかたまった。

大垣北東南西のみならず、商業・工業・養老も含めて大差ない微妙な定員超に収まった。
今と違い中学校が主導して強力に出願先を調整していた大昔(この塾ができるよりも前、30年以上前までのこと)のような出願状況である。
とはいえ定員割れをしているわけではない。
気を緩められないし彼らはそんなことは言われなくても分かっているだろう。
頑張ってほしい。

東は普通科だけで見たらそこそこオーバーしているので普通科しか志望していない(第二志望に理数科を書いていない)生徒にとっては「全然そんなことないよー」という話だろうか。

市内4普通科で一番倍率が低かった大垣南高が最終的に一番定員超過している(といっても9人なのだが)のは意外だった。
一時は定員割れ→第二次選抜かという状況だったので学校側はほっとしているかもしれない。

高校単位で見れば大垣商業の+13人が西濃地区で一番多いということになる。
ビジネスとビジネス情報なら相互に第二志望を書きやすいから
これは高校全体の数字がほとんど全員の感覚だろう。
池田が割れていたので大商からもう少し流れるかと思ったがそうでもなかった。

今年の弊塾生には出願者がいないが大垣養老の総合学科も溢れており、120人の定員に135人だから定員240人の高校なら30人オーバーという感じで、今日冒頭で書いたような状況ではないかもしれない。
こちらも高校で合算すると+2だか、緑の農学科群が大きく割れている影響であり、農業系の学科群を第二志望にしていない子には関係がないことかもしれない。

以前も書いたが大垣西や大垣工業では学校側がほっとしているだろう。
昨年までと違って第二次選抜をやらなくてすむ。

来春令和8年度(2026年春)入試の定員について、西濃地区は「増減無しの見込み(一昨年秋発表した見込み)」→「0~40名削減の見込み(これには増減無しも含むという注釈付き。昨年秋発表した見込み)」ということが既に県教委から出ている。
削減するなら今回の出願状況を踏まえるとどの高校を減らすか悩むところだろうが、増減無しならそういうこともない。
西濃地区には大きく割れている高校は複数あるが、削減しようにも削減できる限界を超えている上、定員までの生徒はずっと入っていないのだから、現実にはもう定員が有名無実化している。
再編が宣言されている年までのあと数年、どう乗り切るのだろうか。

それはさておき。
出願(状況)が確定して入学考査料の払い込みに移る。
「早めに払い込んで受検番号を確定させてくださいね」と塾生にはまた伝えておいた。
理由は前も書いたとおりだ。

ところで、先日あの例の数学の図形の証明問題の「餌食」になってしまった生徒がまた現れた。
思わず天を仰いでしまったが、あそこまでたどり着いたからこそである。
落ち込まず、これから心してかかってもらえればよい。
今度の連休でやる最終回の実戦トライアルにしても同じだ。
結果が悪く出る子がいても(まだやっていないのだからどうなるか分からないが)「本番の前に悪い目が出ただけ。本番でなくてよかった」と気持ちを切り替えて頑張って欲しい。