公認会計士に合格した驚きの高校生の話を記事で見て

高校在学中に公認会計士試験に合格してしまうという驚異の高校生のニュース。
すごいとしかいいようがない。


県岐阜商の渡邉さんが快挙、公認会計士試験に合格 「監査業務掘り下げたい」:中日新聞Web
https://www.chunichi.co.jp/article/1175965

渡邉さんは1年生で日本商工会議所簿記検定1級に合格し、夢が明確になった。所属する簿記部での活動も含め毎日6時間以上、試験対策に集中。自宅での勉強中はスマートフォンは別の部屋に置いた。計算は得意でも暗記は苦手で「時間がたてば忘れてしまう。繰り返しを大切にした」と振り返る。

息抜きは漫画やアニメという渡邉さん。来春は中央大(東京)に進学予定だ。企業の不適切会計が気にかかるといい「監査業務を掘り下げて勉強したい」と意気込んだ。


これだけの文章の中にも学習者にとってのヒントがいくつか盛り込まれている。

1.成功体験が次へのステップになっている。
  高1で日商簿記1級(これ自体がひじょうに難しく高3で合格しても大変な賞賛に値すること)をとったことが本人の自信になりモチベーションを上げた様子が窺える。
2.勉強中は近くにスマホは置かない。
  勉強に集中するための工夫は人それぞれだが、一つのヒントに。かなり昔、弊塾でも勉強するためにゲームを処分した子もいた。
3.繰り返しの学習が大切。
  どんな学習でもこれは言える。繰り返すことは学習の基本。うんざりするぐらいの、もう分かりきっているよと思えるまでの繰り返しが大切。
記事から想像するに、高校生ながら学習者としても既にかなり熟達しているように見受けられる。
それも含めて本人の才能の面はあるだろうが、中学生にも参考にしてほしいところがいくつもある話であった。
これだけの生徒が入学してくれて中央大学もさぞ嬉しいだろう。
それにしても県岐商、夏は甲子園で県内はおろか全国の野球ファンを沸かせ(私立全盛の中で公立が勝ち進んだこともさることながら、その中でも名門中の名門の横浜高校と熱戦の末、勝ったことが世間の記憶に残る結果だった)、冬は在学中の公認会計士を出すとは。
まさに文武両道。
来春(2026年春)入試で県岐商の出願状況はどうなっているかな(ということにすぐ目が向いてしまうのは職業上の性・・・)
    
    
    
もう結構前(になってしまったか。月日の経つのは早い)、賢学塾を卒業して県岐商に進学したある子も部活(吹奏楽)を頑張っていた子でもあったが、中学校のときから勉強も頑張っていて成績も良好だった(文武両道ならぬ文音両道?文楽両道?)
同時に中学時代からコミュニケーション能力の高い子でもあったから、社会でもきっと成功するだろうと思ったものだった。
その子もふくめ、賢学塾を卒業して県岐商に行った子は弊塾のそれなりの歴史の中で何人かいたが、彼女らのおかげで県岐商という高校には私個人がよいイメージしかないのであった。
ちょっと褒めすぎなのかもしれないが(たぶんそうなのだろう)、私個人の現実の印象がそうなのだから仕方がない(県岐商から何もお願いされていない(笑))
  
翻って、弊塾卒業生の皆さんに対して私は感謝しかない。
皆さんが今日も頑張り、元気にやっている姿そのものが、私にとっても大いにプラス
になっているのである。