全国どこでも地方の悩みは一緒

地方はどこも地元の公立高校存続に向けて必死だという話がまた。


ピンチの分校を地域で守る 下宿先用意しタクシー通学 浜松・佐久間:朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/AST933S2NT93UTPB00PM.html
入学者が減って閉校のピンチにたたされている静岡県立浜松湖北高校佐久間分校(浜松市天竜区)を守ろうと、浜松市が動き出した。県内外から生徒を集めるため、下宿先を整えて家具や家電を用意し、相乗りタクシーでの通学まで想定する。高校生が学び、暮らす地域の活気を「何としても残したい」という。


浜松湖北高校佐久間分校のホームページを見にいったら、


山と川、豊かな自然に囲まれゆったりとした環境の中で学ぶことのできる小規模な学校です。(各学年1クラス、全校生徒50名程度)


とあった。
先日紹介した岩手県の高校と同じような小規模校である。
小規模だろうが何だろうが地域にとっては大切な教育機関であり、失えば地域がより活力を失う(若い世代からの人口流出→過疎化の進行という)ことにもなるので必死だと思う。

翻ってこの地域ではどうか。

だれもが思いつくだろう大垣市外のいくつかの高校。
旧制中学以来の歴史を持つ高校もあるし、市郡に一つの高校というところも複数ある。
現状の募集状況を見たら仕方がないと思われる向きも少なくないだろうが、地元にとってはそう簡単に「はいはい整理統合ですね」とはいかないだろう問題でもある。
前からくり返しくり返し書いているように今(2025年9月)の小6が高校受験する年には岐阜県の公立高校の再編統合は始まることが公式に宣言されている。

時間はもうそんなにない。

   

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