自公維、教育無償化で大筋合意 私立高も制限撤廃 骨太方針に反映へ | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20250604/k00/00m/010/228000c
2026年度から私立高も含め所得制限を撤廃するなど具体的な支援策について大筋合意した。各党の党内手続きを経て、政府が策定する経済財政運営の指針「骨太の方針」に盛り込む。
3党は2月、25年度から全世帯に年11万8800円を支給し、私立高に通う世帯には26年度から所得制限を撤廃して45万7000円を上限に支給する方針で合意。具体的な制度設計について、実務者での協議を進めている。
2月には方針で合意していただけで細部はまだ政治の世界でもちゃんと決まっていなかったと。
そしてようやく「大筋合意」と。
それでは現場に具体的に何も下りてこなくて当然だ。
それにしても、来春からのことがこれから「骨太の方針」に盛り込まれるなんて悠長な話である(先日も書いたように私立高校はもう来春の募集に向けて動き出しているのに、である)。
お子さんを抱えるご家庭にしたら、決まったのなら一刻も早く実現してほしいわけで「来年度から」と急ぐのは当然だが(むしろ今年度からでなくてがっかりしたご家庭もあるだろう)、それに応えるための政治の決定がずいぶん悠長で驚いた。
「これが熟議だ」といわれるとまあそうなのかなとも思うが、文部科学省も大変だろうし、自校の入試・学費など具体的な制度設計が進められないだろう私立高校さんも大変である。
私立高校は見切り発車でもう決めているのかもしれないが(というかこんな調子の国の決定を待っていたらいろいろ間に合わないか)。
とりあえず来春からは授業料が「無償化」されるという変化が先行して始まり、入試制度や学費構造など具体的な各高校の変化は再来年の春から徐々に現れるのかもしれないなあと思ってみている。
どうなるかなあ。