二期制と三期制

かつて県内の小中学校は三学期制(一学期・二学期・三学期)のところがほとんどだったが、21世紀に入ってしばらくしてからだろうか、徐々に二期制(前期・後期)を採用するところが増えてきた。
全国の小中学校にそんな流れがあった。
数年前まで二期制を採用する地域がどんどん拡大する流れだったように思うが、最近は止まっている気がする。
この西濃地区でも大垣市は三期制だが周辺の町には二期制を採用しているところもあり、大垣市にも10年ほど前、二期制導入の噂があった記憶があるが、結局は噂で終わった。
他県には二期制に転換した学校で三期制に戻したところもあるとかないとか。
  
  
  
  
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コロナ禍のごたごたを経て、三期制の学校の定期テストが各学期1回(年3回)になったため(二学期も含めてすべての学期で中間テストがなくなった)、今では三期制のほうが生徒にとってはかえって負担が小さいかもしれない。
この塾を開いた20世紀末はまだ2学期だけでなく1学期にも中間テストがあり年5回定期テストをやっていて、我々もその対策を当然していたが、今となってはなつかしい。
  
  
  
  
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振り返るとあの頃は落ち着かなかった。
特に中間テストと期末テストの間のやりくりがきつかった。
期末テストだけになった今のほうが私も断然やりやすい。
学校も同じだろう。
三期制には先生が成績を3回つけなくてはならないという負担があるが、生徒にとっては今の体制(三期制で定期テストは各学期1回)というのが二期制よりもいいと思う。
いわゆる内申点は年間評定なので学期がいくつあろうが最終的には同じことなのだが、3回成績を示してもらった方が、生徒の振り返りの機会が増えていいように思う。
何より春夏冬の長期休暇が学期の区切りの方が自然でしっくりくる感じがする。
自分が高校生だったとき、高校では当時から二期制だったが、卒業するまで違和感が拭えなかったという遠い記憶があるからかもしれない。
いずれにしろ、今のやり方で行くなら三期制のほうがいいだろうと思うのだった。
  
  
  
  
  
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