中3高校入試対策「基礎力充実講座」始まる。

 中3生の高校入試対策、その1学期版である「基礎力充実講座」が始まりました。
 2学期以降の入試対策講座は土日をフルに使って(最近では土曜授業という障害物もあって日程を組むのも一苦労ですが)、朝から終日やるのですが、夏に向かって部活動が盛り上がっていく1学期は、そういうわけにもいきません。日曜日だけ、さらに期末テスト前にはテスト対策もしなければなりませんから、合計10回に満たない講座となりますが、それでもこの時期にどれだけ基礎力を積み上げたかは、夏以降の本格的な受験勉強にじわりと効いてきます。今年は英数国の3教科の重点補強をすることにしました。特に英語と数学でどこまで土台をかためられるか、そこに目標を絞ってやっていきます。
 初日の今日は、まず「敵を知ること」から。今年の公立高校入試(学力検査)問題を彼らと一緒に見ながら、どう出題されているのか、何に気をつけなければならないのか、そんな話から始めました。今の段階で、倍率が~とか目標点が~といっても始まりませんからね。実際、当日のボーダーは倍率だけでなく、入試問題の難易度の変化でも上下します。昨年は難しい問題のために合格に必要な点数もかなり下がっていたように思いますが、今年は昨年よりは易しめで、得点のラインもやや上がったのではないかなと思います(3年前ほどではないと思いますが、このあたりは夏に発表される県教委の公式分析を待ちたいと思います)。要は、今年の入試で「○○○点で合格した」という話があっても、来年どうなるかは今の段階では分からないということです。もちろん、入試直前になれば、ぎりぎりの判断が必要になる局面も出てくるかもしれませんが、今はまず、難易度がどうなろうが、倍率がどうなろうが、余裕をもって合格できるよう、基礎力を積み上げていくことです。既に中3塾生の皆さんの志望校は伺いましたから、私も彼らと向き合うときには一人ひとりの志望校をイメージしながら、入試対策に取り組んでいきます。
 そういえば、そろそろ来春の入試日程が正式に発表される頃ですね。昨年は4月最後の平日(4/28)に発表されました。今年も同じ日になるのでしょうか。