同じ県内といっても西濃から東濃は遠く、名古屋や滋賀県のほうが近いくらいだから(それはあちらから見ても同じで、岐阜や大垣よりも名古屋のほうがよほど身近な存在だろう)、弊塾から東濃の高校を受験した生徒は今まで1人もいないのだが、同じ県内の話題なので取り上げる。
「中京」といっても、愛知の中京大中京高校(梅村学園)の話ではなく、岐阜県瑞浪市にある中京高校(安達学園)の話。
それぞれの学校法人は大学もそれぞれもっており、それが中京大学(梅村学園)と中京学院大学(安達学園)。
中京高校、閉院する東濃厚生病院に移転へ 2027年4月、同時に中学校開設目指す:中日新聞Web
https://www.chunichi.co.jp/article/1083428
1963年に開校した中京高は、校舎の老朽化が進み、長年修繕や改修を重ねてきたが、抜本的な解決が「最大の課題(安達弘城理事長)」だった。
高校がJR中央線の瑞浪駅に近づくため「若者のにぎわいや元気を創出でき、駅周辺の再開発にも相乗効果をもたらせる」と期待した。
同じ敷地内で校舎を建て替えるよりも(既存の建物を利用した)移転のほうがいろんな意味で効率がよいということだろうか。
駅に近づくと言っても徒歩14分が徒歩9分になる(Googleマップで調べてみた)程度なので、劇的に変わるわけではないから(5分の違いをどう考えるかは人それぞれだが)立地を変えて駅に近づくのが第一の目的ではないだろう。
駅に近いという意味ではこのあたりで一番立地がいいのは大垣日大だろうと思う。
この立地を活かしてかどうかしらないが、今回の中京高校同様に中学校を併設する構想がもうだいぶん昔にあった。
噂レベルではなく学校側から説明会で確かに聞いた話だが、校長の代替わりとともに立ち消えになった。
当時の校長の思い入れが受け継がれることがなかったということだろうか。
上記の中日新聞の記事には明確には載っていないが、この朝日新聞の記事によると
>6階建ての病院の本館は改修して校舎として活用する。
とある。
改修するとはいえ病院建物をどうやって学校にするのか、私にはにわかに想像がつかなかったが、なかなか面白そうだ。
大部屋の病室は少人数教室ぐらいにはなるから塾の教室には向いていそうな気もするが、学校の普通教室にするのなら壁をぶち抜いたり改修も大規模になるか。
それとも教室棟は教室棟として別で作り、既存の旧病院建物はおもに管理棟・特別棟的な使い方をする(職員室とか特別教室とか)のかもしれない。
以前から公立高校の建て替え問題を話題にしてきたが、私立高校も建て替えが必要だろうところは結構ある。
鶯谷高校は現在工事中だったか。
他の高校でも老朽化が目立つところはいくつか思い出される。
私立高校は一般に公立高校ほど敷地の余裕はないところが多いが、あの窮屈そうな山麓の敷地で必死に?建て替えている鶯谷を見ると、現地建て替えもやろうと思えばやれないこともないのかな。