万博

大阪の万博がもうすぐ始まるそうだが、どんなものが展示されてどういうものが見どころなのかという情報を全く知らない(あのマスコットだけは知っている)
私だけが情報音痴なのかと思ったら、肝心の会場建設(パビリオン建設)も終わっていないという。

20年前の愛・地球博のときにこんなふうだった記憶がない。
地元といっていい愛知県での開催ということもあったのだろうが、この時期には何が展示されてどんな魅力があるかということは自分から情報を取りに行かなくてもテレビをつければあちこちで流されていた。
報道陣に先行公開されて体験レポ的な報道も結構あった気がする。

それでも開幕してしばらくの春先は盛り上がりに欠けてすいていた日が多く(開幕がもう少し早く3月下旬だった記憶。終わってみればあの時期に出かけていた人が混雑を避けて快適に一番堪能できたということになる)、終盤にかけて盛り上がっていった記憶がある。
私は7月、夏期講習が始まる前に行った。
愛・地球博もいろいろなことがあったが(「海上の森」を開発してもっと大規模にやる予定が自然保護の観点から問題となり様々な話し合いの末に計画が大幅に変わったり、開幕後も弁当の持ち込みができないとかで話題になったり)、終わってみれば成功といってよかったのではないかと思う。
あれをきっかけに名古屋の国際化が進んだという話をよく聞く。
1970年の大阪万博は言うまでもなく高度経済成長時代終盤の華であった。
2025年の大阪・関西万博は、日本にとって大阪にとってどんなもので、何をもたらすのだろうか。

私個人は、今年の万博には今のところ行く予定はない。
2005年のときには、どういうわけかもうこの時期にチケットが手元にあったので「いつごろ行こうか」という話になっていたのである。
1970年は・・・私が生まれる前の歴史上の出来事(笑)
それでも三波春夫の「♪こんにちは~」は知っているのだから、1970年万博の盛り上がりはすごかったのだろうなと思う。
東京も1964年に続いて2度目の五輪を開催したのであるから、関西の人が1970年の夢を再びと思う気持ちも、分からないではないが。