プロジェクタ

昨日、プロジェクタのことを書いた。
20年は経っていないと書いたが、15年ぐらい前だったようだ。
14年前の夏期で使ったような記録がこのブログの過去記事にある。

小中高校でも電子黒板が入った時期ではなかったかと記憶している。
振り返ると私が導入しようかと思い立ったときは(あの当時に本格的な電子黒板システムを入れるなど予算的に無理だと感じたので)教室にディスプレイ(テレビ)を入れるか、プロジェクタを入れるかで迷った記憶がある。
当時はまだ売れ筋だった32型の液晶テレビ(今では小型だが当時は標準的大きさだった)か、安いプロジェクターをとりあえず入れてみて授業で活用できないかと思ったのだった。
学校にあるからというのは理由でなく、映像・画像その他を使うことで授業がはかどるならそれも一つの手だと思ったのだ。
結構迷った末にテレビではなく安いプロジェクタを入れた。
あのときの判断は正解だったと思う。
それをある程度使いこなして授業で結構活用できるようになってから次はそれよりもう少しマシなものに切り替え、それまでランプ式だったのでその交換時期がやがて来てどうしようかと考えていて今の機械になった。
気づけば今の機械が一番長いだろうか。

それにつながっている教室用のPCも安物だ。
マイクロソフト社によってWindowsが7
だ8だ10だ11だと世代交代するときには、ときに機種ごと何台も替えなくてはならない局面もあって出費が痛かったが、その都度できるだけ安いPCを探しては入れ替えてきた。
コストを抑えながらできるだけ塾での学習環境を良質なものに整えていくという弊塾の取り組みの一つの例だ。
こういう積み重ねで今の授業料水準を保ってきた。
この姿勢はこれからも変えるつもりはない。

この春の卒業生の保護者様から以前、正直なお気持ちを聞かせていただいた。

「高校受験にそこまでお金をかけなくてもと思いまして・・・」

高校受験を取り扱う私を前にそれをおっしゃるのはなかなか勇気が要る話だったかも知れない。
しかしそれはそうだろうと私も思った。
大学受験さらに大学ともっとお金がかかる先が見えている中で、高校受験の段階で目一杯お金をかけていては財布がもたないという感覚は至極当然。
お子さんが複数名いらっしゃるご家庭ならなおさら。
ではお前はそのお気持ちにお応えできているのかといわれたら、弊塾も「無償奉仕活動」をしているわけではないので全面的にはお応えできてはいない。
以前から何度も書いているようにもっとお安い塾もあるだろう。
安値競争で勝とうというのではない。
弊塾自身の問題として、無駄を省いて知恵を絞りできる限りのところを目指している。
そういう過程を経て決めた受講料だから、かかる費用は1円も隠すことなく自信を持って全面的に公開している。
これについて高い安いという受け止めは当然いろいろあると思うが、「情報を与えられた上でのご判断」をお願いしているわけである。

 

 

岐阜県大垣市の学習塾「賢学塾」です。