それぞれの旅立ち

夕方、コピー機に向かっていたら
玄関から若い女性の声がする。
はて、何だろうと思って出てみると
そこに二人の女性が立っていた。
一人はすぐに分かったが、
(全然変わっていない(^o^))
もう一人は分かるまで3秒かかった。
(かなり変わったような気がする(^_^;))
7年前の卒業生、つまり第8期生の子たち。
就職を前にして、今日は近くで遊んでいたとか。
春からは、かたや警察(^^ゞ、
かたや名古屋の某高級ホテルとのこと。
警察志望はもうずいぶん前から聞いていたし
もう一人の子は中学のときから
英語の好きな子だったから
きっと語学を生かして就職も決めたのだろう。
就職氷河期と言われるこのご時世に、
大したものである。
さらに立派なのは、
子どもの頃の夢の延長線上にいる点。
どこかの誰かさんとは大違いだな、まったく(苦笑)。
7年前、そんな立派な彼女たちを
さんざんいじめていたのは教えていたのは、
この私デス(スミマセン)。
根性のある子たち。
きっと立派に仕事をしていくに違いない。
授業があったので
中に入ってもらって話をするわけにもいかず
立ち話で終わってとても残念だったが、
ああやって顔を見せてくれるだけでも十分幸せ。
ありがとうございますm(_ _)m
 
そうそう、二人とも兄弟姉妹で
塾に来てもらっていたので、
それぞれ消息を尋ねてみると
ホテルウーマンのお姉さんは
銀行員をやっているとか。
聞いた範囲だけかもしれないが、
ウチの卒業生の就職先、
銀行関係が妙に多い気がする。
まあ真面目な塾生集団だから
堅い仕事に就いている子が
多いってことかもしれない。
よいことなのだが、しかし恥ずかしくて
うっかりお金を借りに行けないな(^_^;)
 
それにしても、
これが大手の塾だったら、
いや中学校でも7年も経ってしまえば、
母校を訪ねたところで
知っている先生はほぼいないだろう。
公立高校だって4年も経つと
担任が異動している可能性は低くない。
しかし、この塾に来れば、
ここ大垣市福田町104-3に来れば、私がいる。
ほぼ年中営業しているので(苦笑)
時間帯を間違えなければ、だいたいいる。
それで私が具体的に
何かのお役に立てるというわけではないが、
せめてもそういう安心感くらいは
いつまでも提供できたらと改めて思う
春の夕暮れだった。