あと1日。

今日は中学校の卒業式だったが、午後からは塾だ。
開塾してすぐの頃、つまり20年ほど前は、卒業式の日だけは授業を入れることを遠慮していたような気もするが、考えてみれば彼らにとって大事な入試の本番はすぐそこなのだ。
何を遠慮しているのだろうと思い直してからは、ずっとやっている(はず)。
今の時期、1日1日が貴重だ。
彼らも私も、入試が終わってから一息つけばよい。
 
午後2時前。塾生たちが続々と集まってくる。
卒業式があったからだろうか、微妙にテンションが上がっている生徒もいる(ような気がしたが、気のせいかも知れない)。
 
卒業おめでとうとだけ言って(ついでに冗談も言いながら)、日曜日の本番模擬演習の答案用紙を返却し、その解説授業に入る。
 
賢学塾では、直前対策演習には必ず解説授業をつけている。
質問したり調べたりしながら自学でテストを直すというのも大切な学習活動であるが、それは「賢者の石」や学力テストの直しで普段からやっている。
この上、50回にも及ぶこの直前対策演習の振り返りまで自学と質問学習に任せたら、彼らが消化不良を起こしてしまう。
それから、こちらとしても問題演習を経て気付いたこと、注意しておいてほしいことは授業の中で全体に伝えておきたい。
そういうわけで、演習は解説授業付きだ。
それも50分のテストに対してその1.2倍~2倍の時間をかけて行う。
だから直前対策演習は、1月の学年末テストから入試までの日程をどう工夫しても、この回数が限度だ(と思う)。
この回数でもこなすことが難しい年もある。
彼ら自身の学習の進捗状況も見なければならない。
演習するだけなら100回でもできそうだが、やりっ放しやそれに近いような答え合わせだけで済ませていては、あまり意味がない。
1回1回の解説授業で、大切なメッセージを伝え、演習をより有意義なものにしてきたつもりだ。
 
というわけで、今日の午後の4時間程度では、本番模擬演習の解説をすべて終えることができなかった。
もう、彼らに夜の授業はない(午後10時半には寝る!“寝る子はうかる”)ので、続きは明日だ。
 
 
明日が最後だ。
 
 
今年もとうとうこの日が来てしまった。
だが、感慨にふけっている暇はない。
最後の最後まで、彼らとはいつものように学習をして終える。
最後の挨拶とかお別れの言葉とかを語るつもりもない。
まるで定期テスト対策の最終日のように、普通に送り出すだけだ。
そういう日常の延長線上に明後日の入試があるのが理想だ。