公立高校入試(第一次選抜)は終わりました。
今年から追検査が導入され(コロナ関係なく昨年から計画されていたインフルエンザ罹患者対応の追検査ですね)、合格発表までが1日長くなりました。
昨年までの1週間でも落ち着かない日々を過ごした受験生は多かったと思いますが、今年は8日後。
しかも気晴らしにみんなで行こうと思った大規模テーマパークはどこもコロナ騒動の影響で休業中。
不要不急の外出は控えましょうという社会全体の雰囲気の中、家にずっといて押しつぶされそうな受検生もいるかもしれません。
家にずっといても友達とは連絡が取り合えてしまうのも今の世の中。
家にいながら、何点だった?わたし○○点だった。という会話から不安を感じてしまえるという不幸な環境。
特に今年は「難しくなった」という声もちらほら聞かれますので(昨年が逆に簡単だったのはあるんですが)、思い通りに点数がとれずに落ち込んでいる受験生もいるかもしれません。
3/10のテレビ解答速報では昨年よりも平均が下がるとの予想。298点、それは正しいのかどうか。
もっと低いのでは?いやいやそこまで下がらないでしょ?難しかったのは理科だけだったのか?
というわけで、今年もやります。
予想は難しい!第8弾
下の表は、岐阜県の公立高校入試(一般選抜・第一次選抜)について、過去のテレビ解答速報の予想平均点と、県教委が後に発表する公式の平均点を並べたものです。
これを見ると、予想が外れている年もあれば、当たっている年もあることが分かります。
また、合計の数字でほぼ当てていても、教科ごとの分析が間違っているケースや、
逆に合計の数字は違うけど、各教科の「易しくなった」「難しくなった」の傾向予想はほぼ当てている年もあります(最近は各教科の傾向分析の外れは少ないですね)。
全般に平均があまり変わってない年は細かい数字まであたっているときが多いのですが、教科ごとでも極端に変わる年はズレが出やすくなっています(実際、極端な変動があるとき、上がる下がるまでは予想できてもその変動幅の予想はとても難しい)。
そして、今まで理科が難しかったことがないんです。
しかしどうやら今年の理科は難しいぞと。
解答速報は60点と予想しましたが、理科に関してはこれでも近年にない難しさという評価。
このあたりが今年の予想をさらに難しくさせている要因でもあります。
私の仕事上の記憶でも、この表に出ていない昔から、理科の平均点はやや易しめの固定で一番安定している感じでした。
これがどうなるか。予想は難しいですよね。
とまあ、こんな感じでとにかく「予想は難しい」のです。
そして公式発表の平均点が出るのは、今春入試のことなんてみんながもうすっかり忘れた頃の9月になってからなんです。
だからみなさん、あれこれ考えるのは、やめませんか。
特に落ち込んでいる人、
自分が出来ていないんだから出来てない人は他にも大勢いるはず。
それでいいじゃないですか。
今は力を出し切った自分を自分で褒めましょうよ。
そして、合格発表までの残りの日々を、重しのとれた状態で過ごしてください。
受検生の皆さんの残り数日が、少しでも明るい日々になりますように。