岐阜県の公立高校受検生(受験生)の皆さんは、3/9(木)の標準検査など、そして3/10(金)に行われた独自検査や実技検査なども終わり、あとは3/16(木)の合格発表を待つのみとなりました。3/9の夜、テレビの解答速報を見たり、翌日の新聞に掲載された解答を見たりして不安になったかもしれない皆さんも、今日あたりにはもう吹っ切れて、水曜日までの束の間の解放を楽しんでいるところではないかと思うのですが、他方、今も弊塾のこのサイトを訪れて日程やら出願者数やらを改めて確認される方もまた、後を絶ちません(まあ、受験生や受験生の関係者ばかりでは無いと思いますが)。以前から何度も書いておりますが、入試日程や出願状況その他については県教委のサイトにすべて掲載されていますので、そちらでご確認くださいね。
ともかく入試は終わりました。もう終わったことだからいろいろ考えなくてもいいですよね。考えたところで何も得られませんから…。でも自己採点しちゃったから結果が気になる?今年は難しかったのか易しかったのか、どっちかって?
テレビの解答速報が「全体ではほぼ昨年並み」と評した今年の入試の難易度、実際はどうなんでしょう。実は入試の平均点や正答率などの公式発表は、みんながすっかり入試のことなど忘れた半年先の夏頃に、ひっそりと出されるものなのです。つまり、今の段階で「今年は難しかった」とか「今年は簡単だった」とか議論しても、半年先にしか結論は出ないわけです。「隣のまる子ちゃんはよくできた」と言ってもそれはまる子ちゃんが絶好調だっただけかもしれませんし、「実は花沢君が全然できなくてショックを受けている」としても、周りの子にはあまり言わないかもしれません。そもそも、自己採点そのものが結構適当なものです。甘めに採点する子、辛めに採点する子、また国語の作文や英作文にどう点をつけるかで20点分以上違います。だからまあ、自己採点を他人と比較して「みんなできてる」とか「私の点数は周りより低いかも」とか考えても、あまり意味が無いのですよ。さらに、プロの皆さんが予想する平均点すら、結構ずれていることが多いんです。
というわけで、「予想は難しい」第5弾、今年も書きましょう。以下に記したのは、公立高校入試の平均点について、テレビ解答速報と県教委の公式発表を比較したものです。
これを見ると、予想と実際の平均点は結構ずれることが多いのが分かります。もっとも、平均点予想って難しいんですよね。こういう記事を書いておいて何ですが、「じゃあ、お前が平均点を予想してみろ」と言われても、私にはできません。各教科の予想平均を±3点以内で収めても、5教科合計で最大15点もずれる可能性があるわけです。15点の違いは大きいですよね。予想している皆さんも大変だと思います。実際に入試問題を解いた受検生に手応えを聞く前に、テレビの収録は行われているのでしょう。反応が聞けたら、予想に反映させることもできるんですけどね。
はい、というわけであれこれ考えるのはやめましょう。今日もいい天気のようです。外に出て、解放感を味わいませんか。遊びに行く予定がある子は、何もかも忘れて思い切り遊びましょう。インドア派の皆さん、進学校に進む子たちは、もう次の学習を始めているかもしれませんね。それもいいですが、来週からは嫌でも次の学習を始めなくてはなりませんから、予定がない子は読書したり、映画を見たり、趣味に走ったり、受験勉強でできなかったことをしておくのもよいかもしれません。せっかく肩の荷が下りたこの休み、楽しまなくては損です。
受検生の皆さんの休みが、充実したものになりますように…。