「賢者の石」配布。

 今年もとうとうこの季節がやってきました。中3生の皆さんに、「賢者の石」配布です。
 関係者各位はもうご存じのことと思いますが、「賢者の石」とは弊塾で作っている岐阜県公立高校入試編別問題集過去12年分を出題分野ごとに整理して冊子にしたものです。今日の午後、期末テストを終えた中3生たちに作業してもらって完成しました。丁合担当、折り担当、穴開け担当(分野ごとの冊子を超厚綴じのファイルに綴じるため)、ホチキスで綴じる担当(例年通り、中とじのホチキスの使い方から説明しました)、最後に冊子に不具合がないか確かめる担当、分担して流れ作業ですいすいと・・・とは行きませんでしたが(担当のバランスよい振り分けに失敗したのは私です)、例年よりはさっさと片付いたでしょうか。こちらの予想よりも早く終わりました。私が用意すべき紙の枚数の計算を誤り(ほんと情けない)、一部冊子の配布は後日持ち越しとなりましたが、未習内容を除いてこれで入試の過去問題に取り組める態勢がほぼ整いました(未習・既習関係ない国語の過去問題については、別立てで既に10月から取り組んでもらっています)。英語は関係代名詞までの授業を終えたので、全部解けるはず。数学の三平方の定理が絡んだ問題や理科・社会の未習内容については12月以降に解いてもらうことになるでしょう。
 ただ解くだけなら最短1週間で解いてしまった子もいたという「賢者の石」。もちろん、解くだけで終わるはずがないのがこの塾の流儀。解く作業の何倍も「直し」に時間をかけますから、どれだけ出来る子でも、実際にはそうすいすいとは片付きません。そもそも、これは塾の授業や宿題とは別の課題。学校の授業や宿題もある中で取り組むのですから、大変なことだと思います。そんな中で一番早く解き直しまですべて終わらせて「完成」させた生徒は、どんなに厳しい位置に置かれていても必ず合格する、そんなちょっとした「伝統」もあります。今年、それに続くのは誰か。私自身、楽しみにしています。
 賢学塾第20期生の皆さんの健闘を祈ります。さあ、始まり始まり。