「補習」と一言で言いますが

塾によってやり方、内容、姿勢、

全く違いますよね。

時節柄、新規の方と話す機会がちょくちょくありますので

そのたびに「違い」を痛切に感じます。

「補習」なんて言葉を使っていると、

ウチの「補習」に対する真剣味が

外部の方には全く伝わらないようです。

他に適切な名前があったら変えたい(笑)。

 

そもそも、ウチの補習は「自主参加」ではありません。

状況によって、ほぼ全員ということもありますし

そうでないときもありますが、

対象者は塾から指名しています(時間は選択制です)。

呼び出しておいて教室に放置しておく、なんてこともありません。

やるメニューも決まっていますし、

お子さんがぼーっとしていれば、直ちに突っ込みが入ります。

それから、補習に呼んでおいて、

「質問ないですか?」なんて聞きません。

そんなのは教える側の資質を疑う愚問です。

お子さんに質問がなければ、

こっちからどんどん突っ込みを入れ、

逆質問して確認するまでのことです。

そこでちゃんと説明が出来て

初めて「分かった」と言えるのです。

それが真剣勝負の学習というものです。

 

だ・か・ら

勉強をしっかりやらなくちゃ、という子には

評判がいいんですね。

最初はちょっとびっくりする子もいますが(苦笑)、

慣れると「この勉強法がいい」と分かってくれます。

かつて、一度辞めた子が戻ってきたことがありました。

その子曰く「賢学塾のやり方がいい」と。

比べてみて違いが分かる賢学塾の味わい、でしょうか(笑)。

その子にとってはこの塾が最初の塾通いでしたから、

私のやり方がどこの塾でも当たり前のものだと思っていたらしく

転塾してからショックを受け、後悔したんだそうです。

まあ、早めに気付いてくれて良かったですね(笑)。

戻ってからは気持ちを入れ替えて

私が感心するほどもりもり勉強し、

立派に卒業してくれました。

 

そう言えば、先日、期末テスト反省用紙に、

こんなことを書いてくれた子がいました。

 

先生から「教えてもらうこと」と「自分で考えること」が

はっきりしているので、 力がつくと思います。

 

そうですね。いいところに気付いています。

この子はもともと真面目な子ですが、

入塾以来どんどん進化しています。

「言うことを素直に聞く」段階を卒業して

「自分で状況を判断して行動する」段階へと

着実に成長していますね。

子どもたちの人間的成長を見届けられるというのは

この仕事の最大の醍醐味です。

それをやりがいに塾をやっているようなものです。