以前からここでも何度か紹介していますが、あまり古い記事は下のほうに埋まってしまいますので、久しぶりに書きます。
賢学塾では今年も、塾生や卒業生の方からのご紹介で「無料お試し学習」をお申し込みいただく方が結構いらっしゃいまして、本当にありがたく感じております。
が、賢学塾には「紹介制度」はありません。
1997年の開塾以来23年、一度たりとも、どなたにも、この塾を紹介していただいた方に御礼などとして金品を出したことはありません。
思い返せば開校当初に入塾してくれたお子さんの保護者さまで、お一人で軽く数十人をご紹介いただいたのではないかという(これも正確に把握できていない)、当方としてはまさに神様のような方もいらっしゃいましたが、やはり御礼は出しておりません。
ただただ、その方の善意に感謝していただけです。
その方にしても、賢学塾を紹介しても何の見返りもないことはお分かりの上で、ただの善意で(ご自分には何の得もないのに)良い塾ですよとご紹介いただいたわけです。
本当にありがたいことです。
ここからは明らかに自分の頭が「古い」だろうことを承知の上で書きますが、そうしたありがたいお気持ちにお値段をつけるようなことは、当方にはできません。
もっといえば、そうしたありがたいお気持ちに下心があるかのように誤解を招きかねない行為は、私には到底できません。
今どき、どこも「お友達紹介」なんて制度は当たり前のことになっていますから、どこかの塾が念頭にあるわけではありません。
どこの塾もほぼやっているでしょう。
塾に限らず、いろんな業界で見られることですから、世間的にも珍しくないことも、承知しています。
でも、私にはできません。
これは損得の問題ではありません。
紹介してくださる方々の尊いお気持ちに、そうした形でお応えすることは失礼にあたると、私は考えてしまうのです。
いろいろな考え方があるでしょう。
私が正しいと言うつもりは全くありません。
当方の考え方は以上です。
というわけで、お近くに賢学塾のことをよく言ってくださる方がいらっしゃった場合、それは完全かつ純粋な善意でのご紹介であることを、ここに保証させていただきます。
そういうことがいつまで続く世の中かは分かりませんが、賢学塾は今のところ、そうした皆様に支えていただいておりますし、今後も変える予定はありません。
この春、賢学塾をご紹介いただいた皆様方、本当にありがとうございます。
この場を借りて、改めて御礼申し上げます。
補足しておきますが、賢学塾では広告やこのサイトをご覧になって(お知り合い等の紹介がなく)、ご連絡をくださる方にも大変感謝しております。
そもそも、最初はみなさんそうだったわけです。
開校時、拙い広告を見て弊塾に電話をかけていただいた方は、実績も全く無ければどんな人間がやっているのかもよく分からないこの塾にご連絡をいただいた、大変勇気あるみなさまだったのです。
それは今も変わらないかもしれません。
賢学塾に通う方や卒業された方を知らない、たまたま広告を見た方、たまたまネットの検索でこのサイトにいらっしゃった方にとっては、この塾がどんな塾なのかは、よく分かりません。
それでもお子さまを預けようかなとご連絡をいただける、これも大変ありがたいことです。
そうしたみなさまのご期待に、ご紹介でいらっしゃる方と同じように、お応えしていきたいと存じます。
当方にとっては、ご紹介のある・なしに関わらず、みなさまが大切な生徒さんであり、保護者様です。
このスタンスで23年やってきましたし、これからもやっていきます。