「岐阜市立大学(仮称)」の場所

この前も書いた岐阜市立女子短期大学が男女共学化+四大化して岐阜市立大学(仮称)になる話の続き。
今の短大の位置(島大橋のたもと)では市の中心部から遠いというので中心市街地に移転する話があったが、その場所についての方向性が岐阜市から示されたようだ。


女子短大を改組の「岐阜市立大学」オーキッドパーク改修しメインキャンパスに:中日新聞Web
https://www.chunichi.co.jp/article/1156919

岐阜市は30日、市立女子短大(同市一日市場北町)を男女共学の4年制大学化して発足させる「岐阜市立大学(仮称)」の主要キャンパスについて、同市香蘭の商業施設「オーキッドパーク」を改修して整備する方針を明らかにした。
同施設は市有地にあり、2031年2月末に家電量販大手「エディオン」(大阪市)と結んでいる事業用定期借地権設定契約の期間が満了する。鉄骨造3階建ての東棟と鉄骨造4階建ての西棟からなり、同社店舗やスーパー「トライアル」などが入居。市は契約終了後に建物を譲り受けて改修し、教室や研究室を整備する考え。


岐阜のオーキッドパークが市有地にあることは今回初めて知った。
そしてエディオンが定期借地権設定契約をしていることも。
土地を持っているどこかの会社が箱(ビル)を設置してその会社からエディオンやトライアルが借りているのだと思っていた。
定期借地権契約というのは期間が満了したら更地にして土地を返還する契約だったと思うが、それを更地にしてもらわず残された建物を改修して利用するということのようだ。
ショッピングセンターが改修されて大学の校舎になるというのはにわかには想像しにくいが、このあたりだと垂井町がショッピングセンターを改修して町役場にして使っている事例があったか。
全国にも類似の事例(ショッピングセンターが別の公共施設になる)は他にもあるときく。
オーキッドパークの位置なら岐阜駅から歩いて行ける(JR岐阜駅から西にまっすぐ歩いて約15分・1kmちょっと。名駅から笹島にある愛知大学に歩く距離とほぼ同じ)
今はもうシャッター街になっているが繊維問屋街の近くでもあり、ファッション系の学科を持つ大学側との交流の深化も期待できる。
当初の話に一部出てきたような「中心市街地、特に柳ヶ瀬に賑わいを」というような話とはややずれる気がしないでもないが、現実的かつ合理的な解決策だと思う。
駅に近いキャンパスの公立大学となればアクセスの良さから他県(特に愛知県・滋賀県)からの学生も見込まれて人気が出る可能性もある。
何より地元の高校生にとっての進学先の選択肢が増えることはよいことだ。
今後も注目である。

   

岐阜県大垣市の学習塾「賢学塾」です。