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「公立に危機感」か。岐阜県はどうなんだろう・・・。

まあ今さらというか、年の初めだから出してきた記事なのだろうけど。


高校無償化、公立に危機感 「私学シフト」、統廃合加速か:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026010300141&g=soc 

そもそも公立では既に、少子化の影響で志望者減に悩む学校が多い。さらに、私学シフトによって公立離れが進む可能性もある。ある都道府県の教育委員会幹部は、無償化により「統廃合の動きが一段ギアを上げた形で進んでいくはずだ」との見方を示した。


公立高校と私立高校をめぐる環境がこの岐阜県で今後どうなるのかは、今春の入試だけでなく来春の入試を見ないと何とも言えない。
今春2026年春入試に関しては以前から書いてきているように授業料無償化の制度がきっちりかたまるのが遅すぎた感じ。
以前から書いているように、2027年春入試以降、どう変化するのかしないのか。
(新年度からは募集活動の最初段階から制度が確定しており、在学中の実際に恩恵を受けている人からの声が世間に伝わり出す)。
他方、公立について
「統廃合の動きがギアを上げた形で」も何も、岐阜県ではいまだニュートラルのまま外から眺めているとエンジン音も聞こえてこないように思うが
ここからはギアを上げるとかじゃなくて電気自動車ぐらいの加速感がないと拙くないかな?とこの記事を見て改めて思った。

逆に、私学側で「授業料無償化」のタイミングにどんぴしゃで寄せてきたなという感じがするのがここ。


岐阜市の私立高校、国公立大合格143人! 岐阜大医学部医学科にも5人 新校舎建設でハード、ソフト充実 【ぎふ高校研究】|岐阜新聞デジタル
https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/641483


上の記事は鶯谷高校の特集。
岐阜新聞は購読していないので途中の無料部分までしか読んでいないが。
この春からの無償化にあわせるかのように昨春は大学進学で実績を上げた。
これが単年の偶然の成果で終わらなければ台風の目となるだろう。
記事にもあるように今 校舎も建て替え中。
いろんなことが授業料無償化のタイミングにあってきている運の強さを感じる。
私立高校を含めた授業料無償化は混沌とする政治の力学で昨春になって国政で俎上に上がった案件だから、高校側がこのタイミングを狙っていたわけではないだろうが。

県内私立高校の中では頭一つ抜けていたとはいえ、これまでは公立上位進学校を受験する生徒の「保険」的な位置だった。
今春からの授業料無償化の結果、保険的併願だけでなく単願でより選ばれる高校になる可能性もある。
そうなると単願も併願もレベルが上がってくるというか合格ラインを上げてくるだろう。
学校側にとっての「好循環」が生まれるかもしれない。

このように進学実績というわかりやすい数字で勝負する高校以外にも、手厚い指導、少人数指導で特徴を出しているところ、スポーツにより力を入れているところ、生徒にとっての居心地の良さを追求しているところ、大学との連携を強調しているところなど、私立高校もいろいろ。
これまで多くの公立第一志望者にとっては「公立高校に不合格だったときの…」という選択肢だったかもしれないが、積極的に選べる環境が整ってきたと言える。
以前も書いたように完全フラットではないが(分かり易いところでいえば入学金が違う)

岐阜県でこれに対抗する公立側の対応がどうなっていくのか。
何もしないのか。
全国を見るとこんな動きもある。


トップレベルの県立高の課外授業を動画配信へ…他校生徒が視聴可、私立高無償化による「公立高離れ」防げ : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20260101-GYT1T00077/
福岡県教育委員会が新年度、難関大学進学などで実績のある県立高の課外授業を動画で配信し、他の県立高に通う生徒も視聴できる専用サイトを創設する方向で調整していることがわかった。4月からの私立高実質無償化で県立高離れが進むことへの懸念から、学校の枠を超えて魅力向上を図る狙いがある。


学校規模が次第に小さくなっていく今後、進学校だけでなく専門学科(商業・工業など)の高校もこういう連携を深め、公立高校が団結して強化していく必要がいっそう出てくるのだろう。
そういう意味では以前ここで紹介した他県の動きで見たような「キャンパス制」も、各校の連携強化につながるなら一つの選択肢かもしれないと思う。

などという外野の戯言レベルなど超越した公立高校活性化の具体策を高校再編・統合の基本方針と一緒に出そうと、今ごろ県教委は真剣に検討を進めているのだろう(以前から書いているように他県には具体的に出しているところも結構あるから)
・・・と思うのだが(というかやっているなら途中経過ぐらいオープンにしたらどうだろうと思ってしまうのだが、できない事情があるのだろうか)
ここから3月まで、県教委からの発表は今春(2026年春)入試関係のことに集中していくのだろうから、この先について新しい動きがあるとしたら3月以降ということになりそうだ。


   

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