今週から(大垣市内小中学校と同じく県内公立高校も明日4/8(火)からのところがほとんどのようだ)、塾生たちの小中学校の授業も今春卒業生たちの高校での学習も始まる。
第28期卒業生たちはどんな春休みを過ごしてきただろうか。
高校入試のときに上で入ろうが下で入ろうが、3年後の結果にはあまり関係がない。
高校3年間で私の想像をはるかに超えた大逆転を起こした卒業生も実際に何人も見てきたから、私はそう断言できる。
高校から、学習は仕切り直しである。
もちろん学習は積み重ねであるから、ここまでの成績や能力がこれから先に無関係というつもりもないが、ここまでの成績の違いはフルマラソンのスタート位置が最前列が二列目・三列目以降かというぐらいの違いでしかない。
これがF1ならスタート位置がフロントローか最後尾かというのは大きな問題であるが(昨日のF1日本グランプリ決勝、上位6台はスターティンググリッドの通りだったそうだ。そういえば最近F1見ていないなあ。ドライバーもセナとかプロストとかマンセルとかシューマッハーとか昔の名前しか知らない)、マラソンのスタート位置が一列二列違ってフィニッシュに影響するかということである。
住んでいるところが同じ地域というだけの集まりだった小中学校と異なり、幅はあれどある程度成績の近い集団に再編成されている高校。
小中学校での成績の位置関係もいったんリセットされる。
中学校まで学年で上位だった者でも、そのある程度均質化された集団においては、少しでも立ち止まればあっという間に下位に沈む危険をはらんでいる。
そして高校1年生の過ごし方で高3の終わりまでがだいたい見通せてしまうことが多い。
高1の終わりと高3の終わりで多くの生徒の成績があまり変わらなかったなんていう調査結果も過去にはあったぐらいのものである。
逆に言えばそんな中で高2・高3と急上昇する子は大したものであるとも言えるが、通常は高1で出遅れると挽回が容易ではないので、できれば高1のうちにある程度の位置を確保しておきたいものである。
3年間の高校生活でずっと好調を維持することは難しいだろうが、まずはこの1年間頑張って突き進んでほしいと思う。