郵便料金とスケール

郵便料金が秋から値上げだそうである。
塾で年賀状を送らなくなって久しいので、はがきの値上げはそれほど堪えないが、
封書が(84円のものも94円のものも)110円になるという。
送るときに「これは84円か?94円か?」と考えなくてもいいといえばそうだが、110円である。
値上げで郵便局の皆さんの待遇が改善されたりするのなら致し方ないことであるが、一消費者目線では「あれだけ国中で大騒ぎした郵政民営化とはいったい何だったのか」と思わなくもないのだった。

  

 

 

今まで封書を送るときは25gを超えたか超えないかを気にしていた。

84円と94円の境界線。

料金別納で封書を送るときは、窓口へもっていけば向こうが重さを量ってくれるが、切手を貼って送るときはそうはいかない。
特に郵便局の時間外窓口の営業が縮小してから(それ以前は時間外窓口で夜出すことが多かったんだが)切手を貼って送る機会が増えたのだが、重さを考えて切手を貼らないと間違う。
それでもう随分前に、切手を貼って封書を送るときのために台所用のスケール(はかり)の小さいやつを買って塾に置いてある。
送る前にこれで重さを量って確認してきた。

  

  

  

このスケール、某ホームセンターがその店舗を閉鎖するというので在庫売り尽くしのようなことをしていて(それも知らずにたまたまふらっと立ち寄ったのだが)ワゴンセール的なコーナーに置いてあった代物である。
それ以前から「塾で封書の重さが量れたらいいなあ」と郵便物を出すたびに思っていた私は、そういう事情のためにあり得ないほど安くなっていたスケールを見てすぐ買ったのだった。

これまで随分お世話になったし役に立ってきた。

何年も「塾から塾生ご家庭への郵便物」という、同じようなものを送っていると、この紙の枚数なら84円!とかこの紙は分厚いからこれとこれを組み合わせていると94円!などというように、だいたい重さ(というか料金区分)の見当はつくのだが、それでも引き出しの中のスケールを出していちいちはかって確かめていた。

価格が統一されたら、もう使うこともあるまい。

郵便物以外で重さを量る機会があったかなあ。
塾で何か料理する予定も当然無いし。

ありがとう、スケールくん。
今までおつかれさまでした。
もし何か使いたいことが出てきたときは、またよろしく。