進路希望調査の結果を「チラ見せ」する意味は・・・
岐阜県では最終回だけが1月下旬に「正式に」公開されている進路希望調査の結果(進路希望状況)。
他県ではそれよりも以前の、秋の段階のものから公開しているところもあちこちにある。
たとえば下の記事は栃木県の例だ。
栃木県立高全日制の進学希望倍率、1.13倍 中学3年ら対象に調査:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASTC73TJZTC7UUHB00XM.html
結果の詳細は、県総合教育センターのホームページに掲載されている。第2回調査は12月1日現在で実施され、来年1月8日に公表される予定。
こういう県がある一方で、岐阜県では最終回の進路希望調査の結果だけがウェブサイトに公開されてきた(私の記憶では2013年春入試から)。
最初に書いたように毎年1月下旬のことだ。
公立高校の出願先を決定する中学校での最後の進路相談期間にぎりぎり間に合うかどうかぐらいのタイミング。
あくまで「希望」であり実際の出願ではないから流動的な要素が大きいとはいえ、どの高校に人気があるのか(年によって傾向は違う)ある程度の動向は掴める。
過年度の調査結果がどうだったかはうちの情報サイトの出願状況のページに過去の出願状況とセットでまとめてあるので参考にされるとよい。
「いや、それ(1月発表)以前のものを見た」とか「聞いた」とか「知っている」という人もいるだろう。
たとえばこれから(11月下旬~12月上旬に)行われる各中学校の三者懇談のタイミングぐらいで、その一つ前の回の進路希望調査の結果が出ている。
それは中学校の教室や廊下に掲示されたり、先生が口頭で言ったりするのにとどまっている中学校が多い。
県教委もネット上に公開したりはしてこなかった。
それ以前の回についても同様で、正式には公にされない。
そういうふうにいわば「チラ見せ」をしてきた意味ってなんだろうと毎年思う。
どこかの(前)市長の卒業証書でもあるまいし。
とまあ繰り言はさておき、2026年春受験生にとっての次の重大公式情報は1月下旬に出るということである(重大といっても12月初旬に見聞きするものと傾向は大して変わらないことが多いのだが)。

