「賢者の石」はハリー・ポッターのことではなく、弊塾で毎年中3生がやっている岐阜県公立高校入試「編別」過去問題集。
懐かしい卒業生もいるだろう。大昔の卒業生は「パターン集」というのを買ってやっていた。
数学の図形編、社会の公民編と英語(全編)を除いてさあスタートだ。
以前、学習進度に影響されない国語は早期に配るようなことを書いた気がするが、他の学習との関係でここまで延ばした。
今の中学校の定期テストの日程なら期末テスト後によーいドンでもいいだろう。
数学の図形編は三平方の定理までやらないと無理なので冬まで先送り。
社会の公民編は経済・社会分野の学習がある程度進んでからでないと無理なのでこれも冬まで先送り。
英語全編は赤坂の生徒はもうほぼできるが西部中の生徒は関係代名詞をやってからでないと無理なので、これも来週から急いで塾で授業をやって半月ぐらいは先送り。
それ以外はもうできる。
昨年と同じ3部構成で、超必修編(7年分)と準必修編(6年分)と探究編(7年分)の3部構成となっていて、まずは超必修編を配布する。
これができた生徒から準必修編を配って…ということになる。
どの高校を受ける生徒にも超必修編はクリアしてほしい。
だから「超」とつけた。
果たして何人の生徒が探究編までたどり着けるか。
探究編までやると過去20年分の過去問をやることになる。
流石にそこまで戻ると問題傾向・出題形式が違うものがたくさんあるし、教科書内容の違いでやれないものややらなくていいものもたくさんあるが、超と準の必修編がクリアできた生徒はそこまでやってもいいだろう。
図形公民英語以外にも部分的にまだできないところ(未習内容)はちょこちょこあるが(理科の地学編や総合問題編は天体内容がまだできないし、数学でも図形編以外に三平方の定理が含まれている小問はある)、そこはとりあえずとばしてもらう。
個々人のできるところまでやってほしいものだが、もちろん難関校を目指す子は準必修編まではまさに「必修」だろう。
最上位校志望者には探究編まで進んでほしいところだ。
「賢者の石」は各編がパンフレット程度の薄い冊子になっていて、それをファイルでまとめている。
だから各冊子ごとに手軽に持ち運ぶこともでき、たとえば今日は学校で自習の時間があるから関数編の冊子を持っていこうとか今日の学校の休み時間に物理編の冊子を持っていってちょっとやろうなんてこともできる。
ただ解いて丸付けをして間違いを赤で直して終わるのでなく、間違いについては全て解き直してをして対話問答をして(場合によっては正答についてもそのやり方を説明できて)クリアとなるから、弊塾の「賢者の石」の処理には時間はかかる。
頑張ってほしい。
どこの公立高校を目指そうが、岐阜県では受ける入試問題は同じ。
(なお他県の公立高校入試には一部に「裁量問題」とか高校ごとに選択するタイプの問題を採用しているところもある)
その問題そのものなのだから。