説明会を2つ

昨日はだいぶん前から開催が予告されていた説明会と、割とあとから案内が来た説明会が午前と午後に2つ。
あとから説明会の案内を出したほうはバッティングすることが分かって時間をずらしたのかもしれない。
しかし昼食をとる時間もそこそこに結構大変なダブルヘッダーであった。
それでも知人が私よりも後まで午前の会場に残っていたはずなのに、私より先に午後の会場に来てすました顔で座っていてびっくり仰天してしまった。
直行かなと思ったら、あれでいったん帰宅しているというのだから。

それはさておき、昨日の自民維新の合意で高校無償化を2026年4月から実施することが改めて確認された。
今度よほどの政治的混乱が起こらない限り、今春の3党合意の通り来年春から所得制限無しでの私立高校も含めた高校授業料無償化は実施されるだろう。
最近まで「予定通り実施されたら~」とか「もし実施されなかったら~」なんて前置きの説明を聞いてきたわけだが、もう実施されなかったときのことを考える必要はなさそうだ。
これまでこれについていろいろ追ってきたのは、この新制度の是非を論じたいのではなく(それについては暇なときにいずれまた)、我々としては
これによって高校入試がどう変わっていくのかを見ていかないといけないから。

これで私立高校の人気が上がるとすれば、公立高校の人気が下がるということになる。
全体としてはそうだとしても、いますでに定員割れを起こしている公立高校は多数あるわけで、それが今後、定員超過が当たり前になっている高校に波及し、倍率の低下が起こるのかどうか。
それともいますでに定員割れをしている公立高校の募集状況がますます悲惨なことになるということなのか。
公立高校だけでなく、私立高校の難易度もどうなっていくのか。
来春入試は私立高校側もまだ手探りだろうが、来春の募集状況を見て再来年から様子が変わってくることはあり得る。
高校によっては2026年春までなら合格していたレベルの子でも再来年2027年春は合格できないということもあり得るだろう。

今までは「本当に実施されるのかどうか」というフェーズだったが、これからは「実施された後の様々な影響を考え、それにどう対応していくか」というフェーズになった。
以前も書いたが、今年がこれまでこうだった(急なことだった上に実施されるのかどうかという不安定な状態が続いた)から、入試戦線の本格的な変化があるとすれば
2027年春からになるのではないかと思うのだが。

 

   

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