この仕事をやっていると、1月から2月中旬までが1年で一番きつい時期だ。
他の同業者さんは知らないが私はそうだ。
これは27年この塾をやってきて(いや、前の職場にいた頃から)全く変わらない。
授業の量そのものは夏休みの夏期講習のほうが多い。
学校が休みで連日昼間に塾が授業をできるぶん、夏期講習の方が多い。
だが、夏はまだ中3が入試までには時間があってそこまで切迫しておらず(残りの授業時間と入試までにやっておくべき内容を考えて頭を抱えてしまう必要はまだない)、中1・中2は定期テスト前でもない。
(前期後期(二期)制の地区は夏期講習後半が前期期末テスト対策期間になるそうで、それはそれで大変だ。そういえばこの塾でもコロナ禍の一斉休校があった年の夏は日程がぐちゃぐちゃになり、そんな感じだった)
話を元に戻すと、今の時期は教務的な忙しさだけでなく、新年度に向けて広告を出さないといけないし、塾生向けに新年度の案内も発行しないといけない。
いろいろ重なっている。
だからそういう時期的に絶対必要なこと以外のことはできるだけ避けたい。
避けたいのだが、こういう時期に限って塾のコピー機の更新時期が来たりする。
ゆっくり考えることもできない。
何年前にどこでボタンを掛け違えたのか分からないが(そもそも開業が1997年7月だったのでこの時期に更新時期は来ないはず)、コピー機の更新時期がいつの頃からかこの時期になってしまった。
今の機械になった何年か前もひーひーいいながら頭を悩ませた覚えがある。
これがいよいよ公立高校入試(第一次選抜)が近くなって10日ぐらい前になると、中3の平日夜の授業はセーブするし(もうそこまで来たらとにかく寝て体調を整えてほしい)、残りの入試対策の演習のネタも作り終わっており、2月半ばには中1・中2のテスト対策も終わっているので、入試の直前といっても意外に「大変」ではなかったりする。
よく「来週が高校入試ですか。一番大変な時期ですね」などと声をかけられたりするのだが、実は「来週が高校入試」というような時期はもう業務的には「大変」ではなくなっているのである。
もちろん精神的にはもっとも緊張する時期ではあるが。