1月10日(日)の第4回岐阜新聞テストでトラブルが発生したことは前回の記事や、前々回の記事でも書いたとおりですが、その後、主催者「岐阜新聞情報センター」のホームページに掲載されている「お詫び」が書き換えられ、内容が増えておりましたのでここに紹介しておきますね。
これが一部内容が増えた主催者の「お詫び文」です。画像をクリックすると主催者のサイトに飛ぶようにしておきました。
これを読むと、ネット上で成績について検索できる「志望校ナビ」についても一部返金を決めたようです。まあ第4回についてはまともな資料として使うことができないのですから、当然といえば当然なんですが、後から(苦情等で)指摘されて加えたかな。それとも最初は(混乱状態の中で)そこまで考えが回らなかったか。そして受験料の返金は「2月末日から3月にかけて」現金書留で行うとのこと。前回は「2月末日までをめどに」と書いていましたので、それよりも少し遅くなるということか、あるいは「言葉のあや」の範囲内か。実際に日程を検討して、「厳しい」ということになったのかもしれませんね。
先日の岐阜新聞の紙面上に問題と正答、解説を掲載したことについての説明も書いてあります。テスト実施後、岐阜新聞で問題と解答解説を連載していくのはいつものことですから、今回だけ特別なことをしたわけではないのですが、逆にこのような事態の中で「いつも通り」掲載したことについて、釈明をしたというわけです。
今回の事態、被害者は入試前、学年末テスト前の貴重な1日を「徒労」に費やすことになってしまった受験生であるということは大前提として、他人事ながら主催者の出した損失はどれくらいなんだろうなあと想像してしまいます。返金する受験料の金額だけでも5000万円以上、それに加えて返金にかかる経費、まともな問題や解答を追加で発送する経費など合わせると…。外注先の印刷業者との話し合いになるんでしょうねえ。まあ、それはあちら側のことなんですけど。
今はどこの中学校も学年末テストの前後というところでしょうか。それが終わると私立高校入試や学校の進路相談(を経ての公立高校出願先決定)が待っています。立ち止まっている時間はありません。受験生の皆さんは前を向いて集中してくださいね。
前から繰り返し書いていますが、今回(というか今年度)、ウチの塾から岐阜新聞テストを受験した生徒は一人もいませんでした。例年、この塾では岐阜新聞テストに対して「中立」のスタンス(受けるのも受けないのも塾生の判断任せ)をとってきたのですが、この事態を受けて今後の距離感をどうしましょう。まあ、こちらから塾生に判断を押し付けることは、今後もないと思うのですが。