第21期生、全員合格おめでとう。

Congratulations2018

 
 
 
 賢学塾第21期生のみなさんは、上記のように笑顔満開の春となりましたが、他方、今年も西濃地区だけで200人を超える公立高校受検生が不合格という結果に直面しています。今日、私も大垣北高から順に合格発表の現場をまわりましたが、無念の涙を流すお子さん、呆然と立ち尽くすお子さん、そしてそれに寄り添いともに涙するご家族、何人もお見かけしました。この場に何年立ち会っても、大変つらい現場であることは変わりありません。今日、塾生の皆さんとは喜びを分かち合えましたが、その一方で、そういうお子さんたちのこともまた、思わないではいられませんでした。見ず知らずの方にその場で声をかけるわけにもいかないので、(以前書いたものですが)ここにその思いを改めて記しておきます。
 
 
 
 
 高校入試、特にその学力検査というのは、15歳の今の段階の学力を2018年3月8日という1日限定で測定した、言ってみれば「瞬間風速」の結果でしかありません。もちろん、残念な結果に終わった以上、反省したい点、今になって後悔すること、納得がいかないことなど、心の中からあふれ出てどうしようもなくなるときがあるかもしれません。しかし、今日の結果が15歳の現時点での瞬間風速の測定結果に過ぎないということは、忘れないでいただきたいと思います。

 

 ついでに言えば、大学入試の合否もまた18歳の時点における瞬間風速の測定結果に過ぎません。18歳、22歳、24歳、30歳、40歳、50歳・・・まだまだ続く人生のどこかで、今日のことが苦笑いしながらであっても前向きに振り返られる日が来ますよう、心から祈っております。

 

 人生は分岐点の連続です。その一つ目を今日、通過しただけです。

 

 前を向いて、次の目標に向かって歩みながら、進学することになった高校ですばらしい高校生活を送られるよう、祈っております。進学することになった高校では、あなたたちを温かく迎えてくれるみなさんがいます。大いに頼りにしながら新しい生活を始めてください。そして貴重な十代後半の日々を大切に過ごしてください。

 

 
 
 
 
 この春、賢学塾では卒業生の9割以上が大垣北・大垣東・大垣南と高専に進学という結果となりました。今年に限っていえば、大垣北・大垣東(下の右側のグラフに相当)に約4分の3、大垣北・東・南・西+大垣商・県岐商+高専(下の左側のグラフに相当)に100%ということになります(下のグラフ自体はこの塾21年間の合計です)
 

 
 
 ・・・といった感じではあるんですが、賢学塾では普通科進学校希望の方だけでなく、商業など、専門学科志望のお子さんも大歓迎です。今日は大垣商業の合格発表も見てきましたが(今年は塾内に受験者がいませんでしたが、例年いてもいなくても確認には行くのです)、昇降口には「国公立大学14名合格」という、今春卒業生の進路状況の掲示がありました。静岡大学に3名、岐阜大学に2名。そして経済学部のある滋賀大学に4名。滋賀大学経済学部といえば伝統校ですし、そもそも国公立大学で経済学部という選択肢が大変少ないため(この大垣から通える範囲だと他には名大と名市大くらいでしょうか。滋賀大・経済は彦根にあるのでJRで1時間弱。じゅうぶん通学圏内です)、進学校に進んでもそう易々とは入れない大学です。大学進学を考えただけでも、普通科高校だけではとても語りきれない昨今、賢学塾はこれからも、普通科進学校から大学へ進みたいというお子さんと同様に、専門学科で勉強を頑張ろうというお子さんも応援していきたいと思います。公立高校入試は、どの高校も同じ問題を使います。お子さんが勉強と真正面から向き合ってくださるのなら、志望校は関係ないというのが弊塾の考え方です。
 さあ、第21期生との美しい日々は終わりました。私は第22期生と来春に向けて頑張ります。卒業したみなさんは、春休みから、次のステージで頑張ってくださいね。