終わった。
楽しかった。
いい子たちだった。
本当に、ありがとう。
私から彼ら一人ひとりへのメッセージは、最後に返した「けんけんがくがく
personal」に書いておいた。「励まし」「はなむけ」というよりは、私からの偽りのない正直な言葉が並べてあるのは例年の通り。今日のうちに読んでおいてね、と渡したが、読んでから寝ただろうか。
personal」に書いておいた。「励まし」「はなむけ」というよりは、私からの偽りのない正直な言葉が並べてあるのは例年の通り。今日のうちに読んでおいてね、と渡したが、読んでから寝ただろうか。
第18期生の彼らは、自分で決めた志望校を譲らずどこまでも努力する、すばらしい塾生たちだった。ひじょうに倍率が高いところを受ける生徒もいる。厳しい状況の中、敢えて自らの意志を貫き通した生徒もいる。でも、倍率なんて関係ない、プレッシャーだって楽しんでみせると言わんばかりのたくましい学習ぶりに、最後はこちらが圧倒されそうだった。こんな姿は、およそ1年前には想像もできなかった。彼らの成長に素直に感動した1年だった。特に後半は、本当に楽しかった。塾が乱立する中、この地味でストイックで何の「演出」もしない、学習と本質的な部分で向き合うことだけが取り柄の小さな教室に懸命に通い続けてくれた彼らに、心から感謝したい。
明日は、彼らがもっているものを全て出し切って笑顔で受験を終えられるよう、静かに祈り続ける。