弊塾生(というか卒業生か)にはもう関係がないし、全県でも100人足らずの受検生(受験生)しか関係していないが、今日は第二次選抜の日だ。
大きな定員割れの結果、第二次選抜に18人の募集枠があった大垣西高には6人出願があったから、この地域にもあるいは関係している子がいるかもしれない。
頑張ってほしい。
第二次選抜で大垣西高校に出願した子は北東南商のいずれかの第一次選抜で不合格になった子だろうか。
来春(2025年春)の定員の公表は例年なら今年10月ごろだろうが、県教委はすでに昨秋(2023年10月)、2025年春については西濃地区で80~120程度削減するという見込みを公表している。
どこで減らすのか。
それが受験生に影響を与える。
西高は既に定員が200人しか無いが、今春のこの募集状況だと来春1クラス分減らされても驚かない。
大垣市外にも他に定員割れの高校はあるが、もう定員が削減できないほど削られている。
それらの高校から見たら「200人しかない」どころか「200人もいる」という状態だ。
全校で120人しかいない(といっても定員割れのため実際にはもっと少ない生徒しかいないという)ところは、名目上とはいえもうこれ以上削れまい。
90人定員(といっても実際にはその半分も入っていない状況だが)という中途半端な数字の海津明誠の普通科は中途半端な分はすぐ削れそうにも思うが、専門学科のいずれかの定員に手をつけることができるのか。
既に生活システム科を30人(1クラス未満)にしているので、ビジネス情報科も同様の削減をする可能性はある。
私などは個人的な意見として、海津明誠も揖斐も複数ある学科をすべて一つにまとめて総合学科として再出発した方がいいのではないかと思うが、そういう結構大きな再編は「数年先までの先送り事項」に含まれているのかもしれないし、数年先に先送りされている本格再編では、これらの高校はいよいよ存続そのものが俎上に載せられそうな募集状況だから、ここで大きく学科を変えるのも変かもしれない。
市内に戻ると、ここ数年、大垣工業の定員割れが続いている。
すでに学科群での募集になっている学科もあり、現下の募集状況では来春の定員削減は免れそうにないように思うがどうなのだろう。
他方「定員削減の余地」という点だけで見れば、大垣北や大垣東にはまだまだ十分削減の余地はあるのだが、人気校だからそう簡単には削減しないだろう。
といっても大垣東の理数科は定員割れの年の方が多く、普通科からの第二志望合格でうめている状況なので、存続や在り方も含めて議論してほしいところだが(かつて提言された「探究科」構想も高校再編棚上げと同時にどこかに行ってしまっている)、同じく定員割れが続いている岐山高校の理数科が定員80人のまま減らされずそのまま来ていることも考えると、そういうことも無いように思う。
大垣商業は今春敢えて増やしている(県教委が一昨年に出した見込みと違ったためにちょっと驚いた)ので、今春の募集状況(定員超過した)にかかわらず来年は昨年の状態に戻す、つまり削減するということになるのだろうか。
このように来春の定員が地区で120人減らされると言っても数字上の帳尻合わせでまだなんとかできるが、定員を減らしてもそれ以上に割れている高校にとってはほぼ意味が無い。
帳尻合わせは、いよいよ限界に来ているように思う。
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