特色化選抜の功罪の「功」のほう

今年から突然始まった

特色化選抜で定員の半分とるというシステムについて、

世間からはあまりよい評判を聞きません。

私も最初、非常に困ったシステムだと思っていました。

いったい何のための改革なんだろうかと。

でも、特色化選抜を終えてみて

私の考えは変わりつつあります。

確かに何のための改革なのかという疑問は残ったままですが、

マイナスばかりではなかったというのが今の評価。

プラスばかりでもないから、

差し引きゼロに近いところでしょうか。

塾生が誰一人として合格しなかったとしても

その評価は変わりません。

 

結果じゃないんです。

 

真剣勝負の入試が前倒しになったことで、
(去年までのは「合格しなくて普通」という、真剣勝負とはほど遠いもの)

中3生たちの戦闘モード切り替えが、

前倒しになりました。

今年の中3は大変のんびりしていて

ここまでずいぶん苦労してきましたが(苦笑)

特色化対策が始まってからは

戦う受験生軍団としての雰囲気が

ものすごい勢いで形作られていきました。

私の百の言葉よりも、

自分の周りの約半分が合格し、

約半分が合格しないという入試が近づいているという現実が、

いかに彼らの心に強く響いたか。

気がつけば、例年通りの精悍な顔つきの賢学塾生たちが

教室に居並んでいました

今日、中3生たちには

できれば来週の発表を自分で見に行ってほしいと申しました。

もちろん、不合格の塾生もいるでしょう。

塾生全員、落ちているかもしれません。

それでも言いました。

それは、現場で、肌で、合否の現実を

感じ取ってきてほしいからです。

そしてそこで自分がどんな心境になるかを

確かめてきてほしいからです。

私もまた、肌で感じてきます。

PCの前で、あるいは電話の前で

のんびり待つつもりはありません。

確かにPCの前でクリックしていた方が

全員の結果を早く確認できるかもしれませんが、

そんなのは賢学塾じゃありませんからね。

思い立ったら現場に行くというのが

若い頃からの私の信条です。

  

あ、もちろん電話は持って行きますから

確認できた人は連絡くださいね(笑)

 

さて、一般選抜対策に期末テスト対策、頑張るぞい。