この前「最近の歌を知っているか」塾生に聞かれたので「全く知らない」と答えておいた。
事実、全く知らない。
少し前、散歩や作業の際にFMのラジオを聴いていた頃は、それに乗って流れてくる音楽である程度 流行りの音楽も把握できていたが今はそれもやっていない。
だから本当に分からない。
今や年末の紅白歌合戦だけで「最近」の人を知るという感じだ(紅白で歌っている頃にはもう「最近」でもないというツッコミもあろうが)。
その紅白も出演者が昔なつかしい歌を歌ったりメドレーでごまかしたりすることも増えて、いよいよ「最近の流行」を知る機会がなくなってきた感じだ。
いっそ知らないなら知らないで生半可に知ろうとしない方がいいのだろうと最近では開き直っている。
歌が嫌いというわけではないが。
歌は嫌いではない。
むしろ好きな方だった。
会社員の頃は仕事仲間とよくカラオケに行ったものだし、そうでなくても車を運転しながらノリノリで歌っていることも(かつては)結構あった。
最近は車の中であまり歌っていない。
そういえばだいぶん昔、信号待ちでバックミラーを見たら後続車の運転席と助手席の若者二人がチャゲ&飛鳥(このたとえがもう古い)のようにポーズを決めて歌っていて面白かったことがある。
面白かったというか、「運転席の君、運転のほうは大丈夫か」と不安になるぐらいノリノリだった。
私はそこまでしないが、ちょっとリズムをとったりするぐらいはしていた・・・かもしれない。
あれは周りにはどう見えていたのだろうか。
考えてみればブラインドがおりているわけでもカーテンが引いてあるわけでもない車の中は外から丸見えなのである。