(注)この記事は県教委が突然の入試制度変更を発表する前、2017年4月の時点のものです。2018年度入試の日程は以下の通りで変更がありませんが、入試制度その他(学区制廃止など)については最新のものでご確認ください。
来春(2018年春・平成30年度)の岐阜県の公立高校入試の日程が、県教委から正式に発表されました。こちら(PDF)がその発表資料ですが、第一次選抜の日程部分だけ、下にも書いておきますね。
■ 第一次選抜(全日制及び定時制の課程)
☆世間で「公立高校入試」といえば、通常はこれを指して言っています。欠員が出た高校が行う「第二次選抜」が後にあるので、こういう呼び方になっているわけです。
<出願期間>
平成30年2月19日(月)~2月22日(木)正午
☆願書は普通、中学校の先生が各高校にまとめて出します。受験生たちは、この出願期間よりもさらに前、2月前半には願書を書き終えているはずです。県内の一般的な受験生にとっては、最初の出願締切が2/22(木)で、この日に「出願状況」が分かるところが関係のあることでしょう。
<変更期間>
☆「変更期間」とは、1回だけ出願先を変えられる期間です。
平成30年2月23日(金)~2月28日(水)正午
※ただし2月24日(土)、25日(日)は除く。
☆つまり、出願変更できるのは、2/23,2/26,2/27,2/28午前の4日間です。最終日だけ半日ですから、より正確には3.5日間かな。
<検査期日>
☆公立高校入試の日のことです。
平成30年3月8日(木)
※一部の高等学校では9日(金)にも実施
☆3/8(木)に5教科の学力検査を行い、面接のある高校のほとんどはそれも済ませるでしょう。3/9(金)にやるのは、主に独自検査、そして一部の高校の実技検査ですね。
<合格発表>
平成30年3月15日(木)
☆例年通りなら午前9時発表です。この日は合格発表と同時に第二次選抜の募集人員も発表されます。当然ながら、ここで定員が埋まっている高校では第二次選抜は行われません。
今年のこの県教委発表も、昨年までと同様、入試日程と(前年までの使い回しの)概要説明という、実にあっさりした事務的なものです。つまり、来春(2018年春)も岐阜県の公立高校入試制度は何も変わらないということです。
日程上で一点だけ、去年までとほんのちょっとだけ違う点を指摘しておくと、来春は出願変更期間に公立高校の卒業式(3/1)が全く絡まないスケジュールとなりました。どういうことかと言いますと、公立高校の卒業式を挟んだ日程だと、その日は(平日だろうが)出願変更の受付をしないため、そのぶん倍率が確定するまでの期間が1日延びるということです。今年は土日を挟んでいますが、その後はさくさくと出願変更を終える日程になっています(受付時間そのものは、去年より半日分多くなっているかな)。こういう日程、何年ぶりでしょうね。出願変更に与える影響はあるでしょうか(分かりません)。
なお、各高校の具体的な入試概要は、例年7月末までに発表されることになっています。今年もそうなんでしょう。このサイトでかなり前から毎年のように文句を言い続けていますが、今年も書いておきましょう(書いたところで関係者は読んでいないでしょうが)。7月末なんて遅いです。もっと早くしてください。7月末が6月末になって何か困ることがあるのでしょうか。例年の様子を見ていると、どのみちほとんど変わらないのです(ただし調査書:学力検査の比率や独自検査について時々態度を変える高校もあるので要注意。去年は大垣東高と大垣南高が比率を変えてきたんですよね)。受験生のために、なるべく早い発表を。賢学塾からのお願いです。(←ここは何かのCMかご案内風に声に出して読んでおいてください)
既に先月から、塾では「志望校はどこですか」とか「来年春の入試に向けて~」なんてことを今年もやっているわけですが、こうして公式に入試日程が発表されると、いよいよ始まったなあという感じがしますよね(よね?)。といっても、部活に忙しく、また修学旅行を楽しみにしている大多数の中3生たちにとっては、まだまだ遠い先のことのように思われるかもしれません。しかし、本当にあっという間ですよ。1日1日を大切に過ごしてくださいね。気がつけば夏休み、気がつけば秋も深まり、冬を迎え、年が明けたらあっという間に入試です。