春期個別特訓講座も終盤戦/今日も卒業生が来訪

今年の春期講座は結果的に長くなった。
3月前半の休講の分を取り戻そうと本講座の前にプレ春期個別講座を入れたこと、さらに春期個別特訓講座そのものも学校の休校で前倒して開始することになったこと、この2つが要因だ。
3月前半は休講したといっても私自身は入試前日まで受験生の対応をしていたので、私にとってはマラソンのようなものだった。
もっとも、彼らの側は3月前半を棒に振っているわけで、これで学習量的には「往って来い」のようなものだから、満足はしていない。
ただ、長くなったことでコマをたくさん選択した中3生の中には、1学期の日曜講座の内容を相当先取りできた子もいる。
これはアドバンテージになるだろう。
中学校が3月の授業の遅れを取り戻すために夏休みを短縮してきたら、こちらは夏期講座を短縮せざるを得なくなる。
つまり中3の夏にいつも通りのボリュームで1・2年の復習ができない可能性があるということだ。
中3になって成績を伸ばしたい生徒にとって、これは大きな痛手。
たとえばこの春の卒業生たちのように「夏から化ける」パターンが難しくなる。
1学期からこつこつと受験に向けて準備を進めていくことが、いつもの年以上に重要になってくる。
(まあこれが本来のウチの塾のパターンでもあるのだが)
彼らの多くはまだそこまで意識が高まっていないが、時間は止まってはくれないし入試はたぶん待ってくれない。
焦らず、しかし着実に前に進められる舵取りが必要だ(というのは自分への言い聞かせである)。
 
そんな春期もようやく終盤戦。
 
今日の午前中は希望者多数のコマとなったため前後に分割しての対応だった。
教室の写真を撮っておけばよかったが、もちろん密集を避けるための措置だ。
新型コロナに関係なく、あまり多人数では「個別特訓」にならないというのももちろんある。
こういうとき、去年までならコマの移動をお願いして調整してきたが、今年は日程そのものを変更してコマを増やして対応するという手を使った。
そうせざるを得ないほど希望者がかたまっていたということだ。
これは日程編成上の反省点として(おそらく今年だけの特殊事情によるものだろうが)記録しておきたい。
 
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午後、この春の卒業生の一人がお母様と一緒に来訪。
入試得点を教えてもらう。
この子は月曜日に来てくれた第20期卒業生の弟でもある。
普段は飄々としていたが志望校については最初から最後まで一切曲げずに通して見事合格した。
塾の学力テストの志望校欄にはいつも1校しか書かなかったのだ。
こういう子はたまにいるが、彼は遠く離れているように見えたその志望校に徐々に自分の成績をあわせていった(上げていった)のだから大したものだ。
これが夏頃の成績のままで1月を迎え、志望校がそのままなら真剣な相談が必要だったかもしれないが、彼はそんな心配も無い成績を1月には出していたから、私も他校の話を彼に振ったことは最後までなかった。
 
お姉さんと同じ高校というのはこれから高校生活を送る上で有利だ。
思い起こせばン十年前の私の妹も、私から高校の事情や大学受験に関する情報をたくさん得て相当上手に高校生活やら大学受験を立ち回れたと思う(逆に長男の私にはそういう情報が皆無、親も事情を知らないのですべてが手探りだった)
きょうだいが同じ高校だとそういうメリットがあるのだ。
彼もお姉さんからどんどんアドバイスをもらって高校生活を上手に乗り切ってほしい。
 
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