懇談のネタにしたいのなら・・・
先日、テストが終わったので反省を書いてもらおうと思ったら、ある中学校の定期テストの返却が12月の三者懇談のときになるという話を一人の生徒から聞いた。
つまり結構先、忘れた頃に返ってくると。
この生徒の学校は以前の定期テストでもそういうこと(6月のテストの答案用紙が7月の懇談まで返されないこと)があったので「またか」という感じ。
成績表は懇談のときに、という中学校は昔からあったので成績表がそうなら「そうか」という感想しかないのだが、解答用紙でそういう対応というのはちょっと驚きなのである。
それだけ先延ばしにすれば確かに先生はのんびりゆとりをもって採点できるかもしれない(最近は学校でも自動採点を使うケースが結構あるが)。
そういう先生の働き方改革の一環なら外野がどうこう言えるものでもない。
あるいは三者懇談のときに答案用紙を見ながら具体的に学習について三者で振り返るという趣旨だろうか。
それならそれ自体は悪いことではない。
ただ、それがやりたいなら懇談のときに改めて生徒に持ってきてもらうのでは駄目なのか。
持ってこない子がいるということなら現代には便利なもの(スキャナー)があるのだから、答案用紙の控えを学校側で取り込んでおいて懇談時にPCかタブレットで見るということをしないのか。
答案用紙自体は生徒本人が受けたときのことを忘れないうちになるべく早く返してあげて、生徒に復習を促すほうがいいのではないかと思ったのでそんなことを考えたのだった。

