愛知県が県立高専を新設する構想
全然知らなかったのだが、こういう構想が進んでいたとは。
愛知県が県立高専新設へ、最短で2029年4月想定 DX、生成AI進展見据え人材育成:中日新聞Web
 https://www.chunichi.co.jp/article/1158714 
 時代に即した高度なものづくり人材を育成するため、愛知県は県立の高等専門学校(高専)の新設を目指す方針を固めた。愛知総合工科高校(名古屋市千種区)の敷地内に併設し、文部科学省の認可が得られれば、最短で2029年4月の開校を想定している。
 新たな高専の開校は、デジタルトランスフォーメーション(DX)や生成人工知能(AI)の進展による産業構造の変化を見据え、地域経済で即戦力となる人材の輩出を狙いとしている。
 計画では、定員は1学年1学級で40人、5学年で200人を想定。学科名などは今後検討するが、1学科に複数のコースを設置する。利便性が高く、専門的な技術者教育の実績がある愛知総合工科高の既存施設を活用することで、校舎の建設を最小限にする。
 高等教育機関として、県公立大学法人が設置、運営主体となる。
 
県立高専というと以前書いた滋賀県立高専が2028年4月開校という話があったが、愛知県も県立高専を開校する方針というニュース。
 滋賀県の場合は県内に高専がない(加えて隣の京都府にある高専も舞鶴にあり、滋賀県はもちろん京都市からも遠い)という事情があったが、愛知県は県内に豊田高専がある。
 新しい高専はどういう内容の高専になるのだろう。
愛知総合工科高校に併設するとのこと。
 愛知総合工科高校ってどこにあったっけ?と地図を見てみたら星ヶ丘にあった。
 地下鉄東山線の星ヶ丘駅が最寄り駅となるのだろうか。
 大垣からでも何とか通える位置だな(とかつてその2つ手前の本山駅から坂道を歩いて15分の大学まで大垣のはずれから通っていた私は断言する(が楽ではなかった))。
1学年40人とはずいぶんと小規模である。
 さっきも書いた2026年春開校予定の滋賀県立高専(1学年120人を予定)よりさらに小規模だ(ちなみに国立岐阜高専は1学年200人)。
 40人の生徒を複数コースに分けるというと、ひじょうに少人数のぜいたくな指導体制になりそうではある。
 入るときのことを考えると少人数だけに倍率が高騰するかもしれないし、40人1クラスだけという学校規模で敬遠される可能性もないわけではない。
 が、人のいない僻地でなく名古屋市内にできるわけだから「不人気」になることは想像しづらいだろう。
 
滋賀県立高専もそうだが、運営主体となる学校法人(公立大学法人)があるので、学校法人の設立準備から始める必要が無く、学校の設置がすいすい進められるということだろうか(滋賀県には滋賀県立大学、愛知県には愛知県立大学と愛知県立芸術大学を運営する公立大学法人がある)。
 そういう手続き上の問題はよく知らないが。
面白い話で岐阜県からも希望者が出そうだが、いつか弊塾の生徒が志望する日は来るだろうか。
 注目してみていくことにしよう。

